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本田技研工業株式会社(ホンダ:東京都港区)は3月末、将来の市場拡大が見込めるベトナムで汎用製品の輸入・卸販売会社を設立すべく、ホーチミン市人民委員会に新会社の設立に必要な書類を提出した。新会社の事業開始時期は今年10月を予定している。
現地法人の新規設立により、ベトナムでの事業基盤を整え、現地に根差した販売・マーケティング業務を行っていく。現地法人を通じて汎用製品の販売を行い、顧客の多様なニーズや市場環境をより理解することで、今後の市場成長に備え、ベトナムでの汎用事業の更なる拡大を目指す方針。
発電機やエンジンを含むベトナムの汎用パワープロダクト市場は2013年実績で約38万台と、農業の機械化が進むベトナムで着実に拡大している。ホンダは、ベトナムで1994年よりディストリビューターのホアビンコーポレーションを通じた汎用製品の販売を行っているほか、ライトユース・低価格エンジン市場向けに4ストローク汎用エンジン「GP」シリーズを発売するなど、アジアを中心とした新興国向け汎用製品の投入を進めている。
今回の現地法人設立により、農機店、大規模小売店、作業機械メーカー(OEMメーカー)など、ベトナム全域での販売網拡大を目指す。
新会社の概要
社名:ホンダベトナムパワープロダクツ(Honda Vietnam Power Products Co., Ltd. )
設立:2014年10月(予定)
資本金:410万ドル(約4億2600万円)
出資比率 :アジアホンダモーターカンパニー・リミテッド(バンコク) 100%
所在地:ホーチミン市
事業内容:汎用パワープロダクツの輸入および卸販売、アフターセールスサービス
従業員数:約30名(予定)