ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

家屋が突如崩壊、次男が内臓破裂で瀕死

2011/02/25 08:23 JST配信

 22日付ザンチーに、2011年旧正月(テト)に起きた不慮の事故により、重傷を負った東南部タイニン省に住むある家族のために寄付を募る記事が掲載されている。

 それによると、1月30日(旧暦の12月27日)、タイニン省の村に住むグエン・バン・ムオイさん(51歳・男性)と妻のビアさん(49歳)、長男のナムさん(21歳)と次男のバオさん(16歳)の自宅の壁が崩壊し、ムオイさんを除く3人が下敷きとなった。

 事故当時、ムオイさんは家の中の柱と壁の金具に繋いだハンモックに横になりながら家族と談笑していた。ハンモックが突如大きく揺れ異変を感じたムオイさんが原因を確かめに外に出た瞬間、家が崩壊した。自宅は4年前に地方当局の支援で建てられた竹杭・土壁の家で、一面の壁のみムオイさんがレンガで補修していた。

 家の下敷きになった3人のうち、ナムさんは足を打撲、ビアさんは坐骨を骨折する重傷を負った。バオさんは脊椎圧迫骨折、小腸と肺の破裂により瀕死の状態でホーチミン市のチョーライ病院に緊急搬送された。

 肺の持病のため重労働ができないムオイさんは、同市の縫製企業でガードマンとして働き家族の治療費に充て、親族にも治療費を借りているが工面できたのは1000万ドン(約3万9000円)と、バオさんの手術費用3500万ドン(約14万円)にはほど遠い。バオさんは現在も入院中で、医師らによるとバオさんは手術を受けなければ今後寝たきりになり、最悪の場合は死亡する可能性も否めないという。

 ザンチーは、チョーライ病院でのバオさんの病室及びムオイさん一家の自宅住所を掲載すると同時に、読者にムオイさんへの直接の寄付、またザンチーの仁愛基金email:を通じた寄付を募っている。

[Van Son, dantri.com.vn, 22/02/2011 - 00:02, T].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナム人のAI満足度、国産「AI Hay」がGemini上回る (22日)

 地場市場コンサルタント会社デシジョンラボ(Decision Lab)が全国600人の利用者を対象に実施した「ベトナム人消費者の人工知能(AI)利用状況レポート」2025年版によると、国内で開発されたAIプラットフォーム「AI...

軍事パレードのリハーサル中に暴走バイク侵入、警官1人が重傷 (22日)

 21日夜、ハノイ市で発生した暴走バイクによる事件が国内で大きな波紋を呼んでいる。この事件では、バイクに乗った2人組の男が建国80周年軍事パレードのリハーサルで通行禁止となった道路に侵入し、警備中の警察...

ロンソン石油化学コンプレックス、1年ぶりに再稼働 (22日)

 タイのサイアムセメントグループ(SCG)傘下のロンソン・ペトロケミカルズ(Long Son Petrochemicals=LSP)は20日、約1年間の稼働停止を経て、ホーチミン市(旧バリア・ブンタウ省)のロンソン石油化学コンプレック...

「音」で熟度を見極める、ドリアン収穫のプロ (17日)

 南部メコンデルタ地方ドンタップ省(旧ティエンザン省)在住のグエン・チョン・タンさん(男性・26歳)は、ドリアンを収穫する職人チームの主力の「ドリアンカッター」を務めている。タンさんの的確な判断力のおか...

ハノイ:日本からベトナムに荷物を違法輸送、4人起訴 (22日)

 ハノイ市人民検察院は、日本からベトナムへの荷物の違法輸送事件について起訴状を発行した。事件は2023年12月にハノイ市ノイバイ国際空港で発覚し、関与したベトナム人被告4人が起訴された。  起訴されたの...

CMC技術、AI分野の新会社を設立 国産AIを世界展開へ (22日)

 地場テクノロジー企業のCMC技術グループ[CMG](CMC Corporation)は21日、人工知能(AI)分野の新会社「CMCオープンAI(CMC OpenAI=C-OpenAI)」を正式に設立した。  こ

ホーチミン:観光客向け「グルメパスポート」展開、食の街アピール (22日)

 ホーチミン市観光局は19日、2025年の観光客誘致と需要刺激策に関する会議を開き、観光客を惹きつけ、特別な体験を提供するための新たなプログラムを多数紹介した。  注目されるのが、フーディ(Foody)が展開...

FPT、国内最大のラック数を誇るデータセンターを稼働開始 (22日)

 国内IT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は20日、ホーチミン市のサイゴンハイテクパーク(SHTP)でデータセンター「FPT Fornix HCM02」の稼働を開始した。  

韓越のレアアースメーカー、ベトナムに合弁会社を設立へ (22日)

 韓国のレアアース磁石メーカーであるノバテック(Novatech)はこのほど、ベトナムのコングロマリット(複合企業)スアンカウ・ホールディングス(Xuan Cau Holdings)の子会社であるレアアースメーカーのカインアン・...

松屋、ベトナム料理「コムタム風ポークライス」を日本全国で発売 (22日)

 株式会社松屋フーズホールディングス(東京都武蔵野市)は8月26日午前10時から、牛めし・カレー・定食・その他丼の「松屋」で、「外交メニューベトナム編」としてベトナムの伝統料理を松屋流にアレンジした「コム...

ベトナムのエドテック市場、急成長ランキングで世界トップ10入り (22日)

 ベトナムは、エドテック(EdTech=ITを活用した教育サービス)市場が最も急速に成長している国のランキングでトップ10に入っており、東南アジアではシンガポールやインドネシアと並んで最も潜在成長力のある市場...

ハノイ:大規模コンサートのチケット無料配布に徹夜で長蛇の列 (22日)

 ハノイ市で開催予定の大規模コンサート「ベトナム・イン・マイ・ハート(Viet Nam Trong Toi)」のチケットの無料配布を巡り、多くの市民が徹夜で長蛇の列を成し、配布初日の20日には会場周辺が大混乱となった。 ...

ハノイ:国家電力制御センターを建設、電力システムの「頭脳」に (22日)

 商工省傘下の国家電力システム・電力市場管理会社(National Power System and Market Operator Company=NSMO)はハノイ市で20日、「国家電力システム制御センター・北部電力システム制御センター」の地鎮祭を行...

りそな銀行、ハノイに駐在員事務所を開設 ベトナム2拠点目 (22日)

 りそなグループのりそな銀行(大阪府大阪市)は8月25日、ハノイ市に駐在員事務所を開設する。  同行は2015年3月にホーチミン市に駐在員事務所を開設しており、同行にとってハノイ駐在員事務所はベトナム2拠点...

ハノイ市警察、AIアシスタントで24時間対応 (22日)

 ハノイ市警察はこのほど、市民サービスおよび専門業務に4つのデジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションを導入した。 ◇AIアシスタント・チャットボット  同市公共行政サービスセンターとの協力...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved