東北部フート省のヴィエッチ市で白昼強盗傷害事件が起き、約一時間後に逮捕された犯人がわずか16歳の少年だったことに住民は大きな衝撃を受けている。この事件は、ヴィエッチ市内のビデオ販売店で発生した。9日午後4時ごろ、突然大きな女性の叫び声を聞いた付近の住人が同店に駆け付けると、グエン・ティ・キム・ズンさん(35歳)が血の海で倒れており、現場には刃渡り20センチほどのナイフが残されていた。
通報を受け緊急配備を敷いた地元警察は、血の付いた服のままで隣の省へ逃げようとしていた不審な若者を発見、強盗傷害容疑で逮捕した。警察によると、この容疑者はヴィエッチ市内在住のダン・ゴック・ディエップという名の高校一年生だという。ディエップ容疑者は容疑を認めており、ズンさんを複数回に渡って刺し、金を盗んで逃げたと供述している。重傷を負ったズンさんは現在フート省病院に収容されているが、危険な状態だという。