ハノイ市在住のブー・フイ・ホアンさんはこのほど、ベトナム外商銀行(ベトコムバンク)に1億6000万ドン(約110万円)の賠償を申し立てた。ホアンさんの訴えによると、3月31日午後5時半ごろ、ホアンさんがハノイ市内ホアンクオックビエット通りのベトコムバンクの現金自動預け払い機(ATM)コーナーで現金を引き出そうとしたところ、3台の機械がすべて利用不可能な状態になっていたという。
仕事上の取引で緊急に現金が必要だったホアンさんは、すぐにヴァンカオ通りのATMコーナーに移動した。ところが、ここでもホアンさんはお金を下ろすことができなかったばかりか、機械に挿入したカードが返却されず、別の機械を利用することもできない状況に追い込まれた。
ホアンさんはベトコムバンクに電話して、機械からカードを取り出すよう頼んだが、銀行側の返事は営業日である月曜日(4月2日)にならなければ無理というものだった。ホアンさんは、このような銀行側の誠意を欠いた対応により取引先との信頼関係が傷ついたとして、ベトコムバンクに賠償を求めている。