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フィンランドでビテックフード社の「チンス(Chinsu)」ブランドのしょうゆから発がん性物質3−MCPD(モノクロロプロパンジオール)が検出された問題(※関連ニュース参照)で、同社のファム・ホン・ソン社長は9日、記者会見を開いて反論と事情説明を行った。
ソン社長は、「ビテックフードの輸出製品はスイスの検査・審査登録機関SGS社の審査を通過しており、欧州連合(EU)基準を満たしている。ロシア・チェコ・スロバキアなどに年間500万本のしょうゆを輸出しているが、これまで品質にクレームをつけられたことはない。また、フィンランドに製品を輸出したことは一度もない」と説明した。
また、同社のチュン・コン・タン副社長は、「市場で販売されているチンスしょうゆで、3-MCPD含有量が保健省の基準を満たさないものを1本でも見つけた方には10億ドン(約750万円)進呈する」と強気の姿勢を示した。しかし同社側は、記者らが十分に納得できる説得力のある証拠を示すことはできなかった。