ホーチミン市農業農村開発局は、「青果物の残留有害物質検査などで現在採用されている分析方法では、結果が出るまでに最低でも24時間かかる。そのため、結果が分かったときには生鮮食品である青果物はすでに消費されており、どうすることもできない」と強調した。これは、農業農村開発省による青果物の品質検査や処理方法に関する意見聴取に答えたもの。
同局によると、2時間で有機リン系、カルバマート系の残留農薬の検査結果が出るクイック検査方法もあるが、ベトナムではまだ正式に認められていないため、検査結果を違反処理に使用できないという。
同局は農業農村開発省に対し、クイック検査の正式採用と共に、行政違反処分の形式や残留有害物質の基準を超えた食品の処理手続きに関する規定の公布を求めた。