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- 台湾発ハノイ行き便の台湾籍乗客を摘発
- カメラのレンズ4本に約2kgの金塊を隠す
- レンズの形に合わせて精巧に加工
ハノイ市ノイバイ国際空港で25日午前10時ごろ、税関当局は、台湾発ハノイ行きのVN579便で入国した台湾籍の乗客が、カメラのレンズ4本に約2kgの金塊を隠してベトナム国内に密輸しようとしていたところを摘発した。
到着便の荷物検査で疑わしい影が検出され、詳しく調べた結果、カメラのレンズ4本の中から12個の金塊が発見された。これらの金塊は検査装置の検知をすり抜けるため、レンズの形に合わせて精巧に加工されていた。
問題の金塊は総重量が約2kgで、総額は約55億VND(約3040万円)に相当する。この乗客の身柄と証拠物件はハノイ市警察へ引き渡され、捜査が進められている。
ベトナムでは近年、金の密輸や貿易詐欺が増加しており、税関当局は検査設備の強化、他の関係当局との連携、情報収集・監視能力の向上など、対策を強化している。これにより、国内の金市場の安定や国家予算の保護が図られている。