政府はメコンデルタ地方各省が気候変動と海面上昇に適切に対処できるよう、オランダ政府の支援を得て気候変動対策常設事務所を設置する予定だ。グエン・タイ・ライ資源環境次官がこのほど開催された「メコンデルタ地方の気候変動対策計画の策定に向けて」と題するセミナーで明らかにした。11日付サイゴンタイムズ紙電子版が報じた。
事務所設置の主な目的は、ベトナムとオランダの専門家が1年8か月かけて「メコンデルタ地方気候変動対策計画」を策定することで、同事務所は安全な水の供給に関する支援活動なども行う。
ダオ・スアン・ホック農業農村開発次官によると、気候変動の影響で同地方の面積の5割が海水の進入を受け、土地が浸食されるという。ホック次官は、「ベトナムは海面上昇に対処した経験がないため、国土の6割が海抜より低いオランダの支援が必要だが、自然条件が異なるためオランダのモデルをそのまま導入することはできない。メコンデルタ地方にとって最善の対策を探って欲しい」と述べた。
セミナーに出席した各専門家によると、海面上昇の対策は沿岸地域のマングローブ植林面積を増やすことで、ノルウェーとドイツがマングローブ植林事業への無償援助を公約しているという。
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