ベトナムが2010年~2050年に気候変動対策を実施するために必要とされる資金は推定で年間8億5000万ドル(約688億円)に上ることが世界銀行(WB)の調査報告で明らかになった。21日付カフェエフが報じた。
各分野に必要な資金は、▽農業:1億6000万ドル(約129億円)、▽洪水対策インフラ整備:5億4000万ドル(約437億円)、▽水産養殖:1億3000万ドル(約105億円)、△港湾設備建設:1200万ドル(約9億7200万円)――とされている。
資源資源省が同日に発表した気候変動についての国家戦略によると、海面水位が上昇しているなかで、堤防や灌漑施設を合理的に改修しないと2011年までにメコンデルタ地方、紅河デルタ地方、ホーチミン市、ドンナイ川流域、沿海地方などを含むベトナムの国土の9.3%に相当する3万0945平方キロメートルが水没すると見込まれている。
同省は、海面水位の上昇で国の最大コメ生産地であるメコンデルタ地方の農耕地が縮小することは国の食糧安全保障に支障をきたす危険性があるという認識を示すと同時に、既存の気候変動予測に基づいて地域別社会経済発展計画の修正を含む対応策を迅速に策定するよう各省庁に要請している。
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