国際連合児童基金(UNICEF)はこのほど、今年の「フォト・オブ・ザ・イヤー」を発表した。その中の1枚として、米国人カメラマンのエド・カシ氏が撮影した「枯れ葉剤の少女」が選ばれた。24日付サイゴンザイフォン紙電子版が報じた。
被写体になったのは南中部ダナン市に住む9歳の少女グエン・ティ・リーちゃんで、写真には少しゆがんだ顔で前方を見つめる少女の姿が写っている。カシ氏は今年7月中旬に4日間、リーちゃんの家に滞在して写真を撮った。
リーちゃんの母親レ・ティ・トゥーさん(37歳)は、ベトナム戦争に従軍した父親が枯葉剤(エージェント・オレンジ)を浴びた影響を受け、小さなころから体が弱く結婚はできないものとあきらめていたという。しかしグエン・クアン・ズオンさんから熱心なプロポーズを受けて1999年に結婚した。最初の子は死産し、リーちゃんは2人目の子だった。
リーちゃんは生まれた時体重が1.7キロしかなく、体も弱かった。しかし知能の発達には影響がみられないという。今は1年下の弟と共に小学校の同じクラスで学んでおり、3年間連続して優秀生徒に選ばれている。彼女の将来の夢は、学校の先生になることだ。
・ ホーチミン:枯葉剤被害の写真展示会が15日まで開催 (2011/08/04)
・ 米政府、ダナン空港の枯葉剤除去に1.7千万ドル支援 (2010/12/13)
・ 枯葉剤被害者支援などで日本人女性に記章授与 (2010/12/09)

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