ホーチミン市東西大通りの一部区間(2区)の路面にくぼみが生じている問題で、建設物国家検収評議会が2009年4月に問題点を報告していたことが分かった。31日付グオイラオドン紙電子版が報じた。
報告書では、基礎部分の排水性を良くするためにサンドマットに代えて水平ドレーン材を使用するよう提言している。さらに2010年4月の報告書では、2区のトゥーティエム側のアスファルト舗装路面に7~15センチメートルの深さのくぼみが生じている個所が多いことを指摘している。
建設専門家は、道路の品質が悪いのは水平ドレーンの施工方法を含めた施工過程に問題があったためとの見方を示している。交通運輸大学のファム・サイン博士は「くぼみを穴埋めするだけの処置では、再びくぼみが生じる恐れがある。徹底した克服策を望むのであれば、基礎からやり直す必要がある」と話している。