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商工省市場管理局はこのほど、中国から輸入した子供向け提灯から許容量の123倍の有害物質が検出されたことを受け、当該商品を回収して徹底的に検査し、輸入を規制するよう提案した。有害物質には発がん性物質も含まれるという。24日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
現行規定では、海外から輸入し、ベトナム国内で流通する全ての玩具は検査対象となり、輸入玩具に関する国家安全技術規定(QCVN3)の基準を満たさなければならない。
しかし、中国国境にある各検閲所では輸入品に対する管理が徹底されておらず、出どころ不明の商品が多数ベトナム国内に流入している。
南部最大の玩具卸売市場として知られているホーチミン市5区のチョロンで販売されている玩具の大半は、製造業者や品質に関する基本的な情報が分からない代物ばかりだ。南部の各省・市にある玩具小売店の多くがこのチョロンで商品を仕入れており、安全基準に問題のある商品が市場に蔓延している。
ホーチミン市市場管理局は、品質基準「CR」が表示されていない玩具や、品質表示が記載されていない玩具を販売する業者に対し、1000万ドン~1500万ドン(約3万7600円~5万6400円)の罰金処分を科し、引き続き違反が発覚した場合は営業許可を取り消す方針を明らかにした。
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