ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ビンズオン省:完成間近の4階建て家屋傾く、隣家に被害

2014/10/24 07:46 JST配信
(C) vnexpress 傾いた家屋(左)
(C) vnexpress 傾いた家屋(左) 写真の拡大
(C) vnexpress 被害を受けた隣家のバイク
(C) vnexpress 被害を受けた隣家のバイク 写真の拡大
(C) vnexpress 被害を受けた隣家の壁
(C) vnexpress 被害を受けた隣家の壁 写真の拡大

 東南部ビンズオン省トゥーザウモット市フータン地区で22日夜、完成間近の4階建て家屋の1階部分の壁が突然崩れ、上層階部分が大きく傾く事故が発生した。傾いた部分が隣家に直撃し、壁が崩れるなどの被害が出た。住民らはすぐに避難したため、人的被害はなかった。

 倒壊した家屋の家主タ・クオック・ランさん(男性・32歳)と、被害を受けた隣家のタ・クオック・ブーさん(男性・36歳)は実の兄弟で、ブーさんが所有する土地の空き地にランさんの家を建てているところだった。面積は4.2m×10m、建設費用は8億VND(約404万円)で、ホーチミン市12区のMTV建設会社が工事を請け負っていた。

 兄のブーさんによると、事故発生時、外で建設用の足場が倒れる音を聞いたが、雨が降っていたため強風で倒れたのだろうと思っていたという。しかしその直後、地震が起きたかのように家が大きく揺れ、壁に亀裂が入ったため、家にいた10人は慌てて外へ逃げ出した。

 ブーさんは、「外へ出てみたら、建設中の隣の家が私の家の方に傾いていて、家の前に停めてあったバイク4台は壁の下敷きになっていました。幸いなことに建設作業員も避難に間に合ったので、被害はバイクだけで済みました」と話した。

 現在、1階部分の片側の壁は崩れ、残存している上層階部分は基礎のラインから2m余り外に傾いて隣家にもたれ掛かっている状態のため、いつ倒壊するかもわからないという。

 なお、家族は1階部分の床のコンクリート施工段階で床が傾いていることに気付いたが、建設会社側は「許容範囲内」として、そのまま2階の工事に取り掛かってしまったという。その後、完成間近となり、壁のペンキを塗ったところで今回の事故が発生した。原因については現在も調査中だ。

[Nguyet Trieu, VNExpress, 23/10/2014 | 14:41 GMT+7, A].  © Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
共産党、序列5位の書記局常務を解任 越日友好議員連盟会長とし.. (20:25)

 ベトナム共産党中央執行委員会は16日に会議を開き、本人からの希望を受けて、チュオン・ティ・マイ女史の政治局員・中央執行委員・書記局常務・中央組織委員長としての職を解任することを決定した。  中央...

気候変動の対策怠れば50年にGDPの14.5%失う恐れ (17:45)

 もし気候変動に適切な対応策を取らなければ、ベトナムは2030年に100万人が極度の貧困に陥り、2050年には国内総生産(GDP)の12~14.5%を失う恐れがある。  13日に開かれた気候変動をテーマとするセミナーで...

ホーチミン市、韓国サムスンE&Aと廃水処理で協力へ (17:36)

 ホーチミン市資源環境局は、エンジニアリング・調達・建設・プロジェクト管理(EPC&PM)を手掛ける韓国のサムスンE&A(Samsung E&A、旧社名:サムスンエンジニアリング)との間で、廃水処理分野における協力に関す...

ディエンビエンフーの戦場で恋に落ちた兵士と少女の物語 (12日)

 2024年5月7日、ディエンビエンフー戦勝記念日70周年(1954年5月7日~2024年5月7日)を迎えた。  ディエンビエンフーの戦いは、1954年3月から5月にかけて、当時のフランス領インドシナのディエンビエンフー(西...

ハノイ:美容注射で誤って洗顔料を注射 (16:06)

 ハノイ市バックマイ病院中毒センターは12日、スパで美容注射を受けようとした女性が、誤って洗顔料を注射される事故があったことを発表した。  北部紅河デルタ地方タイビン省に住む24歳の女性は、7日夜に洗...

日本の林野庁とベトナムの林業局、協力覚書に署名 (16:02)

 日本の林野庁とベトナム農業農村開発省傘下の林業局は14日、「森林及び林業分野における協力覚書」に署名した。  これは、持続可能な森林経営と森林資源の有効活用の推進を通じて、カーボンニュートラルに...

ホーチミンの埋め立て地にゴルフリゾート造成へ、韓国企業が推進 (13:44)

 韓国の不動産会社であるDSパートナーズ(DS Partners)は、ホーチミン市にある90万m2規模の埋め立て地にゴルフリゾートを建設する。  着工は10月の予定だ。建設予定地は、タンソンニャット国際空港から約10km...

資源環境省、国家環境観測ネットワーク運営センターを落成 (13:40)

 資源環境省は14日、ハノイ市バックトゥーリエム区で国家環境観測ネットワーク情報データ統合処理運営センターの落成式を行った。  同センターは、自動環境観測データ管理ソフトウェアを通じて、全国63省・...

オフショア開発の地場オミネクスト、大阪に新オフィス開設 (12:24)

 日本向けのシステム開発に特化したベトナムのオフショア開発企業であるオミネクスト(Ominext、ハノイ市)は15日、事業拡大の一環として、大阪に新オフィスを開設した。  新オフィスを開発センターおよびビジ...

Green Carbon、ゲアン省でカーボンクレジット事業展開を推進 (12:01)

 カーボンクレジット創出販売や農業、環境などの事業を手掛けるGreen Carbon株式会社(東京都港区)はこのほど、北中部地方ゲアン省農業農村開発局傘下のゲアン農業市場フォーラム(AMPF)との間で、農業由来の脱炭...

ベトナムの電動バイク・EV販売台数、36年に250万台へ (6:29)

 香港上海銀行(HSBC)が先般発表したレポートによると、ベトナムの電動バイクと電気自動車(EV)の販売台数の合計は2024年に100万台弱に増加し、2036年までには250万台超に達するものと見込まれる。  HSBCは、...

ベトナム、アジアのデータセンター市場の中心地に (6:01)

 米総合不動産サービス大手のジョーンズ・ラング・ラサール(Jones Lang LaSalle=JLL)が発表したベトナムのデータセンター市場に関するレポートによると、ベトナムはアジアにおけるデータセンター市場の中心地と...

チン首相、ズン労働傷病兵社会相にけん責処分 (5:59)

 ファム・ミン・チン首相は党機関の決定に合わせ、ダオ・ゴック・ズン労働傷病兵社会相にけん責処分を科し、ズン氏の前任者であるファム・ティ・ハイ・チュエン前労働傷病兵社会相を警告処分とした。  労働...

ホーチミン:サイゴン川に人工の庭園島建設を、コンサルが構想案 (5:56)

 ベトナム科学者・専門家協会(AVSEグローバル)とパリ地域研究所(IPR)からなるコンサルティング企業連合はこのほど、ホーチミン市のサイゴン川沿岸の開発構想案を発表した。  ホーチミン市建築計画局が3月上...

通信郵便技術学院、国内初の空間型AIセンターを開設へ (4:24)

 情報通信省傘下の通信郵便技術学院(PTIT)は14日、米イオン・リアリティ(EON Reality)のベトナム法人イオン・リアリティ・ベトナム(EON Reality Vietnam)との間で、ベトナムの教育におけるデジタル変革に関する...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2024 All Rights Reserved