ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ホーチミン:バイタク配車・予約アプリ「GrabBike」、サービス開始

2014/12/08 17:55 JST配信
(C) GrabTaxi
(C) GrabTaxi 写真の拡大.
(C) baomoi
(C) baomoi 写真の拡大

 東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブタクシー社(GrabTaxi)はこのほど、スマートフォン経由でバイクタクシーを配車・予約できるアプリ「GrabBike(グラブバイク)」のサービスをホーチミン市で開始した。同アプリが展開されるのは同市が初めて。

 「GrabBike」は、タクシー配車・予約アプリ「GrabTaxi(グラブタクシー)」と同様に、スマートフォンにアプリをダウンロードし、アプリを通じてバイクタクシーを予約・配車できるシステム。バイクタクシーを利用したい顧客だけでなく、運転手として収入を得たい学生や会社員などでも同アプリを活用できる。

 同アプリを起動すると、スマートフォンに搭載されているGPSにより利用者の現在位置が認識され、同アプリに登録しているバイクタクシーのうち、利用者の現在位置近くにいるバイクタクシーの一覧が表示される。また、同アプリでは、運転手の◇氏名、◇顔写真、◇バイクのナンバープレート、◇電話番号などの情報や、運賃の概算も表示されるため、利用者は安心してバイクタクシーを利用することができる。

 なお、同アプリの対象地域は現在ホーチミン市のみとなっている上、現時点で登録されているバイクタクシーはまだ少ないが、今後は他地域や他国へもサービスが拡大される予定だ。

 ベトナムでは移動手段としてバイクタクシーがよく利用されるが、ぼったくりなどのトラブルが発生しやすい。スマホで手軽にバイクタクシーの配車・予約ができる上、運転手や運賃の概算などの情報を事前に得られることで、観光客や在住外国人でもバイクタクシーが利用しやすくなると期待されている。

 ただし、ベトナムでは最近、タクシー配車・予約アプリ「Uber(ウーバー)」で配車される車両が無許可の旅客運送業に当たるとして、摘発の動きが出ている。こうしたことから「GrabBike」についても同様の問題が懸念されているという。

【関連記事】

ホーチミン:偽のバイタク配車アプリ運転手を逮捕、窃盗容疑で (2017/06/16)
ホーチミン:バイタク配車アプリ運転手を狙った強盗事件が連続発生 (2017/05/12)
バイタク配車アプリのドライバーになる高学歴者が増加中 (2017/03/31)
路上のバイクタクシー、配車アプリの拡大で苦戦―トラブルも多発 (2016/12/02)
ホーチミン:配車アプリ「GrabCar」、運賃15%値下げ (2016/11/14)
ホーチミン:交通運輸省公認の配車アプリ「GrabCar」サービス開始 (2016/04/07)
グラブタクシーが5省・市でアプリを試験展開、交通運輸省公認 (2016/02/05)
2015年のベトナムのヒット商品は「配車アプリ」、日経調査 (2015/12/24)

[Xuan Thanh, Baomoi, 21:12(GMT+7) 29/11/2014, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナムと英国、包括的・戦略的パートナーシップに関係格上げ (6:50)

 英国現地時間29日午後(ベトナム現地時間30日未明)、同国を公式訪問中のトー・ラム書記長と英国のキア・スターマー首相は会談を行い、両国関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げする共同声明に署名した...

中部の大規模洪水、18人死亡・行方不明 河川で歴史的水位を記録 (6:10)

 中部を襲った豪雨と洪水により、30日午前7時までに10人が死亡し、8人が行方不明となっているほか、22人が負傷した。  51軒の家屋が倒壊・流失し、122軒が損壊、12万8024軒が浸水した。  南中部地方ダナ...

スタンチャート銀、25年GDP成長率予想を+7.5%に上方修正 (5:51)

 英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)は、ベトナムのマクロ経済に関する最新レポートの中で、2025年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率予想を+6.1%から+7.5%に上方修正した。また...

サイゴン動植物園にそびえ立つ樹齢160年・高さ62mの大木 (26日)

 ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)のサイゴン動植物園には、樹齢160年余り、高さ62mの「サークー(xa cu)」の木がそびえ立つ。学名は「カヤ・セネガレンシス(Khaya senegalensis)」で、ムクロジ目センダン科カヤ...

25年1~10月期の海外派遣労働者数12.1万人、日本向けが最多 (5:40)

 内務省傘下の海外労働管理局(DOLAB)の発表によると、2025年1~10月期にベトナムから海外に派遣された労働者数は12万1190人で、年間計画の93.2%に達した。2025年通年は、目標の13万人を上回る見通しだ。  ...

ベトジェットとオックスフォード大学、ネットゼロの研究成果発表 (4:29)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)と英国オックスフォード大学はこのほど、英国を公式訪問したトー・ラム書記長の立ち会いのもと、航空業界におけるネット

ホンダ、「フューチャー125 FI」の26年モデル発表 (4:16)

 ホンダベトナム(HVN)は28日、マニュアル(MT)バイク「フューチャー125 FI(Future 125 FI)」の2026年モデルを発表した。  今回のモデルでは、デザインを一部改良し、新たに3色のカラーバリエーションを追加し...

富士フイルム、健診センターの新拠点を開設 ベトナム2拠点目 (3:17)

 富士フイルム株式会社(東京都港区)は、ベトナムのホーチミン市、タイのバンコク、フィリピンのマニラ、マレーシアのクアラルンプールの4都市に、がん検診を中心とした健診センター「NURA(ニューラ)」の新拠点を...

「タンロン・ハノイフェスティバル」、無形文化遺産の綱引きも (2:16)

 ハノイ市で11月1日(土)から16日(日)まで、「タンロン・ハノイフェスティバル2025」が開催される。  イベントの一環として、韓国など複数国の代表チームがハノイ市を訪れ、ベトナムのチームと共に、2015年に...

ベトナム産コーヒーは相互関税免除、トランプ大統領が言及 (30日)

 外電によると、米国のドナルド・トランプ大統領は27日、両国政府が共同声明で発表した公正で均衡のとれた貿易協定の対象にベトナム産コーヒーが含まれ、米国がベトナムに課す20%の相互関税が免除されると述べ...

ASEAN中国FTA、改定議定書(ACFTA3.0)に調印 (30日)

 グエン・ホン・ジエン商工相は28日、第47回ASEAN関連首脳会議が開催されたマレーシアの首都クアラルンプールで、ベトナム政府を代表してASEAN中国自由貿易協定(ACFTA)の改定議定書(ACFTA3.0)に署名した。  ...

ハノイ:ロンビエン橋、12月末まで二輪車通行止め 定期修繕で (30日)

 ハノイ市建設局は、定期修繕のため、ロンビエン(cau Long Bien)橋の二輪車用車線を約60日間にわたって通行止めとすることを許可した。  通行止めとなるのは、ボーデー街区(phuong Bo De)からホアンキエム街...

ベトキャップ証券、AIハイと包括的協力 サービスの質向上へ (30日)

 海外機関投資家向けブローカー業務でシェアトップのベトキャップ証券[VCI](Vietcap)は28日、地場人工知能(AI)スタートアップのAIハイ(AI Hay)との間で、包括的な協力に関する覚書(M

ベトコムバンク、交通アカウント「ePass」と連携開始 (30日)

 ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)は、国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社であるデジタル交通ソリューション会社イーパス(ePass)と

タイニン省:モクバイ国境経済区に省内初のICDを開業 (30日)

 国防省タンカンサイゴン(サイゴンニューポート)総公社傘下のタンカン・タイニン(Tan Cang Tay Ninh)はこのほど、南部地方タイニン省モクバイ国境経済区に省内初となる内陸コンテナデポ(ICD)を開業した。投資総...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved