ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

3500万USDのフランス様式古邸宅、華人系企業が購入

2015/11/25 14:31 JST配信

 ホーチミン市の中心部に位置する築100年のフランス様式の邸宅が外国企業に3500万USD(約43億円)で売却されたことで話題になっているが、購入したのは華人系ホテル・不動産開発大手バンティンファット(Van Thinh Phat)グループの関連会社だということが明らかになった。バンティンファットグループは、オーストラリア越僑歌手タイン・ブイの妻一族が経営するもの。

 購入したのは、ホーチミン市に本拠地を構えるミネルバ社(Minerva)。今年7月に設立されたばかりで、株主にはバンティンファットグループの会長チュオン・ミー・ラン女史の甥チュオン・ラップ・フンさんと、同女史の姪でタイン・ブイの妻チュオン・フエ・バンさんの2人が含まれている。

 この邸宅は、同市3区ボーバンタン通り(110-112 Vo Van Tan St., Dist.3, Ho Chi Minh)に位置しており、ボーバンタン通りとバーフエンタインクアン(Ba Huyen Thanh Quan)通り、グエンティジエウ(Nguyen Thi Dieu)通りの3つの通りに面している。面積2819.5m2の敷地に建てられた2階建てヴィラで、フランスの古民家風別荘をイメージしたデザインとなっている。

 バンティンファットグループは、ホーチミン市内で数多くのレストラン、ホテル、オフィス、マンションなどを経営している。特に有名なのは、1区のタイムズスクエア(Times Square)、3区のシャーウッドレジデンス(Sherwood Residence)、5区のアンドンプラザ(An Dong Plaza)など。

 なお、同グループは現在、5区ホンバン通りにある高級分譲マンション「トゥアンキエウプラザ(Thuan Kieu Plaza)」を買い取るための手続きを行っていると噂されている。これを取り壊した後、跡地に新たな不動産案件を開発する計画だという。

【関連記事】

華人系VTP関連の不動産を処分へ、ホーチミン1区中心部のホテルなど複数 (2023/10/19)
華人系不動産大手VTPの違法社債発行事件、被害者4.2万人 被害額1840億円 (2023/10/04)
ホーチミン:警察、華人系不動産大手VTP関連の不動産156件の実体を確認へ (2022/10/21)
ベトナムの華麗なる一族に捜査のメス、華人系不動産デベロッパー大手VTPの会長が御用 違法社債発行で (2022/10/10)
ホーチミン:解体停止中のフランス様式古邸宅2軒の完全解体と復元を承認 (2016/11/16)
ホーチミン:一等地グエンフエ通りの不動産、最大の投資主は? (2016/10/14)
フランス様式の古い邸宅、外国企業が3500万USDで購入 (2015/10/21)
ホーチミン初の6つ星ホテル開業へ、グエンフエ通りタイムズスクエア内 (2015/04/29)

[Cafef等, 08:14 (GMT+7) 05/11/2015, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
電子機器のコーセル、ベトナム子会社を解散・清算へ (2:37)

 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結子会社)で電子部品の製造・販売を行うコーセル・ベトナム(COSEL VIETNAM、ホーチミン市)を解散・清算する。...

サンG、フーコック島で国内初の軽量軌道交通路線を着工 (22日)

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)で着工した。同事業は2027年にフーコック島で開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に対応する...

IQが高い国、ベトナムは世界27位 中国や台湾が同率1位 日本5位 (22日)

 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した知能指数(IQ)に関する報告書(Countries by IQ - Average IQ by Country 2025)によると、ベトナ

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

ホーチミン:タクシーの7割以上が電動化、インフラ整備も加速 (22日)

 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で、全体の71%を占めている。旅客輸送分野におけるグリーン車両への転換が急速に進んでいる。  同市建...

未就学児向け日本語・中国語・韓国語教育を試験導入へ (22日)

 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」を承認する決定第2732号/QD-TTgに署名した。  同計画によると、2025~2030年にASEAN諸国の言語教育プ...

ホーチミン市国家大学、初の女性学長が誕生 富山大で博士号取得 (22日)

 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・タイン・マイ教授がこのほど学長に昇進した。同大学では初の女性学長となる。  マイ女史は1974年生まれ...

通信大手VNPT、AI専門会社「VNPT AI」を設立 AI戦略を強化 (22日)

 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VNPT AI」を設立した。  VNPTのフイン・クアン・リエム社長は式典で、VNPT AI設立の狙いについて、グル...

ロンタイン国際空港、初の旅客便を受け入れ 第一副首相が搭乗 (22日)

 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初の民間旅客便は、全日空ANAが出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム

ビングループ、ハノイでオリンピック都市区着工 投資総額5.5兆円 (22日)

 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノイ市で計画されているオリンピックスポーツ都市区建設案件を着工した。式典には、ファム・ニャット・ブオン

南北高速道路、北端ランソン省から南端カマウ省までが一本で開通 (22日)

 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマウ間高速道路(約110km)などが暫定開通したことで、東北部地方ランソン省フウギ国境検問所から国内最南端カ...

衣料ストライプ、「earth music&ecology」などベトナム初出店 (22日)

 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VIETNAM、ハノイ市)は6日、ハノイ市タイホー街区にある大型ショッピングモール「ロッテモール・ウエストレイ...

阪急阪神不動産とシーアールイー、ハイフォンで物流倉庫を竣工 (22日)

 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企業セムコープ・デベロップメント(Sembcorp Development)と共同でセムコープ・インフラ・サービシズ(Sembco...

ホーチミン:プロ選手養成のピックルボールアカデミー開校 (22日)

 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。ピックルボールは国内で急速に普及しており、コミュニティにおけるトレンドから体系化されたトレーニングプ...

ホットヨガのLAVA、ハノイ進出 複合フィットネススタジオ開業 (22日)

 日本全国に700店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」などを運営する株式会社LAVA International(東京都港区)は1日、ベトナム国内2店舗目となる大型複合フィットネススタジオ「ラバ・25フィット・ザンボー(LAVA×...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved