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瓶詰ヌクマム(ベトナム魚醤)の多くから基準値を超える濃度のヒ素が検出された問題について、農業農村開発省は10月31日、ヌクマムの安全性に関する正式見解を発表した。
同省によると、ヒ素は有機ヒ素と無機ヒ素に分けられ、このうち有機ヒ素は人の健康に悪影響を及ぼすことはないため、食品中の含有量の基準は定めらていない。これに対し無機ヒ素は、健康に悪影響を及ぼすため、食品中の含有量の基準が規定されている。
保健省が10月22日に発表した、ヌクマム工場82か所で採取した247サンプルを検査した結果、無機ヒ素は検出されなかったとの情報について、農業農村開発省は、これは検査した全てのヌクマムの安全性を示すものだとしている。
農業農村開発省はまた、ヌクマム製品の一部の商標に成分の詳しい情報が記されていないことが、消費者の商品選びを困難にさせていると指摘した。さらにヌクマムに関する基準を明確化する方針を明らかにした。これまで工業的に化学調味料を混ぜて生産した工業ヌクマムと伝統的な方法で生産された天然ヌクマムに関する具体的な規定がなく、様々な解釈を生む原因になっていた。
・ ヌクマムのヒ素騒動、成分調査実施団体が謝罪「誤解を招いた」 (2016/12/01)
・ ヌクマムのヒ素騒動、「成分調査は独立性に欠く」商工省が指摘 (2016/11/09)
・ 保健省「市場に出回るヌクマムは安全」、有機ヒ素騒動で検査実施 (2016/10/25)
・ ヌクマム協会、基準値超の有機ヒ素検出との成分調査報告に抗議 (2016/10/24)
・ ヌクマム成分調査、7割弱から基準値超の有機ヒ素検出 (2016/10/19)

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