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交通運輸省は、現行規定に違反しているとして、スマートフォン向けタクシー配車・予約サービスを展開する各企業に対して、ライドシェア(相乗り)サービスを行わないよう指導した。
現行規定では、配車アプリを活用したチャーター車両による旅客輸送サービスは1回の輸送につき1件のみの契約を締結することになっているが、相乗りサービスでは1回の輸送につき2件の契約を締結することとなるため、規定違反にあたるという。
交通運輸省は、シンガポールを本拠地として東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブ社(Grab)のベトナム現地法人、グラブベトナム社(Grab Vietnam)に宛てて、同社の相乗りサービス「GrabShare(グラブシェア)」を停止するよう指導する内容の公文書を送付している。同社は5月からホーチミン市およびハノイ市で同サービスを提供している。
また、同じくスマートフォン向けタクシー配車・予約サービスを展開するウーバー社(Uber)もベトナムで相乗りサービス「UberPool(ウーバープール)」を展開する計画だが、今回の決定を受けて同計画も中止されることになっている。
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