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一家4人が犬に噛まれ父子は狂犬病で死亡、祖母も危篤―ホアビン省

2019/04/08 14:16 JST配信
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西北部地方ホアビン省ルオンソン郡チュンソン村に住む一家4人がテト(旧正月)の間に狂犬病に感染した犬に噛まれ、2か月後の4月初旬に父子2人が死亡していたことが明らかになった。

 同村人民委員会の発表によると、3月31日に同村のブイ・バン・トゥアンさん(男性・32歳)がしゃっくりや呼吸困難などの症状のほか、水や物音、光を恐れて錯乱状態に陥り、同郡の保健センターを受診した。狂犬病と診断されたトゥアンさんは同省の総合病院および中央熱帯病病院へ搬送されたが既に治療不能の状態だったため、4月2日に退院し、その後自宅で死亡した。

 翌3日にはトゥアンさんの息子ブイ・バン・トゥンくんが、ハノイ市ソンタイ郡のホスピスで同じく狂犬病により死亡した。トゥアンさんが狂犬病と診断された後、家族全員が狂犬病の予防接種を受けに病院へ行ったが、トゥンくんはその時に発熱していたため接種できなかった。

 トゥアンさんは2月6日(旧暦1月2日)に飼い犬に手を噛まれ出血。犬は立て続けにトゥアンさんの妻と娘にも噛みつき、妻と娘は肌に傷を負った。その翌日に今度はトゥンくんが噛まれたという。トゥアンさんは犬を鎖で繋ごうとしたときに再び噛まれ、怒ったトゥアンさんは犬を殺して土に埋めた。

 トゥアンさんの母であるブイ・ティ・ベーさんも犬を殺すのを手助けした際に返り血を浴び、身体にあった傷口に犬の血が付着、その後狂犬病を発症し危篤となっている。トゥアンさんの妻と娘は予防接種を受け、現時点で体調に異変はないという。

 同郡の保健センターによれば、狂犬病の潜伏期間は一般的に1~3か月だが、傷の程度や箇所によっては12か月にわたる場合もあるという。潜伏期間には特段の症状はみられない。同センターは同省人民委員会と連携し、省内における狂犬病予防接種の推進を強化する方針だ。

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