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ホーチミン市でこのほど、幼児がサイの角の粉末を摂取して中毒を起こし、全身チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる症状)の状態で同市第2小児病院に救急搬送されるという出来事が発生した。
中毒を起こしたのは、同市クチ郡に住むN・K・A・Dちゃん(2歳)。家族によると、Dちゃんが発熱したため、熱を下げるためにサイの角の粉末を投与したという。
血液検査の結果、メトヘモグロビン濃度が30%に達していたことが確認された。健康な人の場合、メトヘモグロビンの血液中濃度は通常0~3%となっている。
Dちゃんは人工呼吸器を取り付けられるなど、5日間にわたって蘇生科で集中治療を受けた後、自発呼吸ができるようになり、唇や指先の色、臓器機能も正常に戻ったため、一般内科に移されて引き続き治療を受けている。
ベトナムでは、サイの角はがんや男性不妊の治療など多くの病気に効果があると考えられており、高い値段で取り引されている。しかし、専門家によると科学的根拠は一切なく、むしろ大量に摂取すれば中毒になる危険性もあるという。
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