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ハノイ市中央熱帯病病院は顔面に複数の膿瘍(のうよう)ができた女性患者のN・T・Hさん(24歳)を受け入れ、集中治療を行っている。
Hさんは約1か月前に同市の小規模なスパ施設で脂肪溶解注射の施術を受けた。知人であるスパのオーナーから「口角部の下の大きなしわ・くぼみには脂肪注入が有効だ」と言われ、料金も無料とのことだったため、施術を受けることにした。施術は、自分の腹部から脂肪を特殊針で採取し、口角周辺に注入するというものだった。
施術後に顔面が腫れたため、スパから投与された薬を摂取していたが、症状は改善するどころか、顔面に複数の膿瘍が現れた。第108軍隊中央病院で検査を受けた結果、感染症の危機にさらされていると診断されたため、入院を勧められた。同病院で20日間にわたり治療を受けた後、ハノイ市中央熱帯病病院に転院し、引き続き集中治療を受けている。
美人だったHさんは、膿(うみ)の除去のため顔面に多くの大きな穴が開いてしまった。既存の膿瘍は改善しつつあるが、新たに現れた膿瘍もある。主治医によると、治療に数か月はかかるという。