ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

英コンテナの39人遺体、英警察が全員ベトナム人と発表

2019/11/02 23:04 JST配信
(C) vnexpress
(C) vnexpress 写真の拡大.

 英国で10月23日にベルギーより到着した冷凍コンテナ内から39人(男性31人、女性8人)の遺体が見つかった事件で、英国エセックス州警察はベトナム現地時間2日午前2時20分(英国現地時間1日19時20分)、死亡した39人全員がベトナム人とみられると発表した。39人の身元についてはまだ明らかにされていない。

 同州警察は「現時点で被害者は全員ベトナム人とみられる。当局はベトナム政府と連絡を取り合っており、一部の被害者については家族とも直接連絡を取っている」とコメントを出した。

 同州警察によると、現在は身元を証明するために必要な情報を収集中で、いずれの被害者の身元もまだ公表できない状況だという。当局は引き続きベトナム政府や他国とも協力し、被害者の特定と遺族の支援にあたる方針だ。

 英警察は当初、「39人の遺体はすべて中国人密航者とみられる」と発表したが、30日までにベトナム北中部地方のゲアン省ハティン省クアンビン省トゥアティエン・フエ省の計30世帯が「事件の日から英国への密航を試みた家族と連絡が取れていない。問題の冷凍コンテナで死亡した可能性が高い」として、地元当局に届け出ていた。

 今回の発表を受けて、ファム・ビン・ミン副首相 兼 外相は2日、ツイッター(Twitter)を通じて39人の遺族に哀悼の意を表明した。

 また、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官も同日、「遺族の皆さんに心からお悔やみを申し上げたい。在英国ベトナム大使館は両国の関連機関と協力し、被害者の遺体のベトナムへの搬送などを含めて遺族を支援していく」とコメントした。

【関連記事】

英コンテナの39人遺体、ハティン省当局が容疑者8人を起訴 (2020/02/25)
英コンテナ内で死亡のベトナム人39人、死因は酸欠と暑さ (2020/02/13)
英コンテナの39人遺体、全員が無言の帰国―搬送完了 (2019/12/02)
英コンテナの39人遺体、16人が無言の帰国 (2019/11/27)
英コンテナの39人遺体、トラック運転手が不法入国ほう助を認める―過失致死は否認 (2019/11/27)
英コンテナの39人遺体、ベトナムへの搬送費用は政府が立て替え (2019/11/23)
英コンテナの39人遺体、ベトナムへの搬送費用は遺族が負担 (2019/11/22)
英コンテナ39人遺体の身元公表、最年少は15歳―ゲアン省が最多21人 (2019/11/12)

[VnExpress 06:15 02/11/2019 / VnExpress 16:13 02/10/2019, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
サンG、フーコック島で国内初の軽量軌道交通路線を着工 (17:57)

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)で着工した。同事業は2027年にフーコック島で開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に対応する...

IQが高い国、ベトナムは世界27位 中国や台湾が同率1位 日本5位 (14:55)

 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した知能指数(IQ)に関する報告書(Countries by IQ - Average IQ by Country 2025)によると、ベトナ

ホーチミン:タクシーの7割以上が電動化、インフラ整備も加速 (14:25)

 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で、全体の71%を占めている。旅客輸送分野におけるグリーン車両への転換が急速に進んでいる。  同市建...

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

未就学児向け日本語・中国語・韓国語教育を試験導入へ (13:36)

 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」を承認する決定第2732号/QD-TTgに署名した。  同計画によると、2025~2030年にASEAN諸国の言語教育プ...

ホーチミン市国家大学、初の女性学長が誕生 富山大で博士号取得 (13:04)

 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・タイン・マイ教授がこのほど学長に昇進した。同大学では初の女性学長となる。  マイ女史は1974年生まれ...

通信大手VNPT、AI専門会社「VNPT AI」を設立 AI戦略を強化 (13:02)

 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VNPT AI」を設立した。  VNPTのフイン・クアン・リエム社長は式典で、VNPT AI設立の狙いについて、グル...

ロンタイン国際空港、初の旅客便を受け入れ 第一副首相が搭乗 (6:52)

 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初の民間旅客便は、全日空ANAが出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム

ビングループ、ハノイでオリンピック都市区着工 投資総額5.5兆円 (6:05)

 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノイ市で計画されているオリンピックスポーツ都市区建設案件を着工した。式典には、ファム・ニャット・ブオン

南北高速道路、北端ランソン省から南端カマウ省までが一本で開通 (5:37)

 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマウ間高速道路(約110km)などが暫定開通したことで、東北部地方ランソン省フウギ国境検問所から国内最南端カ...

衣料ストライプ、「earth music&ecology」などベトナム初出店 (4:18)

 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VIETNAM、ハノイ市)は6日、ハノイ市タイホー街区にある大型ショッピングモール「ロッテモール・ウエストレイ...

阪急阪神不動産とシーアールイー、ハイフォンで物流倉庫を竣工 (4:09)

 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企業セムコープ・デベロップメント(Sembcorp Development)と共同でセムコープ・インフラ・サービシズ(Sembco...

ホーチミン:プロ選手養成のピックルボールアカデミー開校 (3:15)

 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。ピックルボールは国内で急速に普及しており、コミュニティにおけるトレンドから体系化されたトレーニングプ...

ホットヨガのLAVA、ハノイ進出 複合フィットネススタジオ開業 (2:45)

 日本全国に700店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」などを運営する株式会社LAVA International(東京都港区)は1日、ベトナム国内2店舗目となる大型複合フィットネススタジオ「ラバ・25フィット・ザンボー(LAVA×...

ホーチミン:路線バス車掌が車内をクリスマスデコ、SNSで話題に (20日)

 ホーチミン市の路線バスで車掌として働くダン・カム・トゥーさん(女性・30歳)は、クリスマスの雰囲気を乗客に楽しんでもらうため、職場である路線バスの車内をクリスマスの装飾でにぎやかに飾り付けた。さらに...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved