ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナム、感染流行地域からの入国者に入国拒否措置を適用

2020/02/26 11:59 JST配信
(C) vnexpress
(C) vnexpress 写真の拡大.

 中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が韓国などでも拡大していることを受け、グエン・スアン・フック首相は25日、韓国などの感染流行地域からの入国拒否に関する指示書を公布した。

 首相はこの中で、韓国をはじめ新型コロナウイルスの感染が確認された国で感染者の多い地域(都市)からの入国者、および感染流行地域経由での第三国からの入国者に対し、入国拒否措置を適用することを指示した。現在のところ、韓国ではテグ(大邱)市と慶尚北道が入国拒否の対象となっている。日本の感染流行地域も対象になるとみられるが、現時点で詳細は明示されていない。

 また、公務執行や特別な目的でベトナムに入国する感染流行地域からの入国者、および感染流行地域経由での第三国からの入国者については、入国は認めるが、健康申告を義務付けるとともに、14日間の隔離措置を適用する。

 韓国の感染流行地域からの航空機は全て、◇バンドン国際空港(東北部地方クアンニン省)、◇フーカット空港(南中部沿岸地方ビンディン省)、◇カントー国際空港(南部メコンデルタ地方カントー市)のいずれかに着陸しなければならない。

 ベトナム外務省は首相の指示のもと、入国拒否措置などベトナムの新型コロナウイルス対策について関係国の当局に迅速に通知する。

 このほか、中国の感染流行地域からのベトナム人全員に対して、国際国境検問所経由のみでの帰国を認める。また、各国の感染流行地域を訪れたベトナム人全員に対しては、帰国後に14日間の隔離措置を適用する。

 なお、ベトナム国内ではこれまでに16人の感染者が見つかったが、25日午前の時点で全員が完治している。ただし、ベトナム当局は感染流行が再発する可能性もあるとして引き続き警戒を高めている。

【関連記事】

ハノイとホーチミン、韓国発の航空機の受け入れを一時停止 (2020/03/02)
日本人への労働許可証発給、入国制限対象地域の滞在履歴なければ通常通り (2020/03/02)
ベトナム、韓国人のビザ免除措置を一時停止―新型コロナ対策 (2020/02/28)
韓国帰りのベトナム人全員を強制隔離、ノイバイ空港で1000人以上 (2020/02/28)
バクニン省:路上で突然死の韓国人男性、新型コロナ検査は陰性 (2020/02/28)
ホーチミン市人文大学、韓国人学生が受講するクラスを一時休講 (2020/02/28)
韓国テグ帰りの越人女性が「隔離逃れ」をSNSで自慢、勘違い女に批判殺到 (2020/02/27)
ホーチミン:一部外国人労働者の労働許可証新規発給を一時停止、新型コロナで (2020/02/26)

[Zing 18:31 25/02/2020 / VnExpress 18:12 25/2/2020, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
25年外交総括、経済外交で協定など約350件合意 (6:22)

 国際情勢が不安定化する中、ベトナムの経済外交は2025年に約350件の協定・コミットメントに合意した。これは、29日にハノイ市で開かれた2025年外交分野総括会議で発表されたもの。会議にはファム・ミン・チン首...

地場スタートアップのサオラテック、ドローンでの輸送実証に成功 (5:56)

 ドローン技術を手掛ける地場スタートアップのサオラテック(Saolatek)は29日、携帯端末販売を展開するジードンベト・テクノロジー(Di Dong Viet Technology)と連携し、ホーチミン市のサイゴンハイテクパーク(SHT...

農業環境省、農産物トレーサビリティシステムをお披露目 (5:40)

 農業環境省はこのほど、ベトナム農産物トレーサビリティシステムのお披露目式典を開催した。同システムは、農林水産物の生産・加工・輸送・流通のすべての過程で原産地情報の記録・管理・検索を可能にするデジ...

ホーチミンのベンタイン市場で半世紀以上愛されるチェー店 (28日)

 チュオン・ティ・トゥエット・チンさん(女性・63歳)は、7~8歳のころからホーチミン市のベンタイン市場で母親のチェー(ベトナム風ぜんざい)の屋台を手伝っていた。そして、50年以上にわたり市場に身を置き、母...

日本のベトナム人新規入国者数、25年1~6月期は17万人 (4:19)

 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年1~6月期における外国人入国者数及び日本人出国者数等に関する統計によると、同期の日本におけるベトナム人新規入国者数は前年同期比+1.3%増の16万9931人で、構...

日本の在留ベトナム人数66万人で過去最高更新、国籍別2位 (3:57)

 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年6月末時点における在留外国人数に関する統計によると、同時点の日本における在留ベトナム人数は66万0483人で、2024年末時点と比べて+4.1%増加し、過去最高を更新...

日本のベトナム人不法残留者数、国籍別で最多 半年で▲8.6%減 (2:07)

 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年7月1日時点における不法残留者数に関する統計によると、同時点の日本におけるベトナム人不法残留者数は1万3070人で、2025年1月1日時点と比べて▲8.6%減少した。 ...

電子労働契約に法的枠組み、26年から適用 人的資源管理のDX加速 (30日)

 政府はこのほど、電子労働契約に関する政令第337号/2025/ND-CP(2026年1月1日施行)を公布した。これにより、デジタル環境における労働契約の締結・履行に法的根拠が整備され、人事管理のデジタルトランスフォー...

ビンEVタクシー、都市部向け小型EVバン配車サービス開始 (30日)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM

ホーチミン:第4トゥーティエム橋建設を承認、投資総額300億円 (30日)

 ホーチミン市人民評議会は、第4トゥーティエム橋案件の投資方針を承認した。同案件は、投資総額5兆0630億VND(約300億円)超で、市南部と中心部、アンカイン街区(旧トゥードゥック市)にあるトゥーティエム新都市...

英国王室、国内在住ベトナム人に「大英帝国勲章」を初めて授与 (30日)

 英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシル(British Council)によると、同団体のコンプライアンス担当責任者のカオ・ティ・ゴック・バオ氏は、ベトナムと英国の二国間の教育・文化協力への...

25年の自然災害、死者・行方不明415人 被害額5400億円 (30日)

 2025年にベトナム全国で発生した自然災害により、415人が死亡・行方不明となり、728人が負傷した。被災した家屋は、倒壊が3906軒、損壊が33万0999軒に上り、数十万haの農耕地も被害を受け、経済的な被害額は91...

ホーチミン:公示地価を更新、1平米最高410万円 (30日)

 ホーチミン市人民評議会は26日、2026年1月1日から適用する公示地価表を定めた決議を採択した。  住宅用地について、第1区域(旧ホーチミン市)では、最高地価が1m2当たり6億8720万VND(約410万円)となり、旧1...

ベトナム賃金、医療・IT系が高水準 医療管理職は月給30~42万円 (30日)

 求人情報サイト「JobOKO」が先般発表した「2025~2026年給与レポート」によると、2025年のベトナム労働市場では賃金水準が引き続き改善した。高度な専門性、実務経験、テクノロジー適応力を要する各職種は、平...

ベトナム版「¥マネーの虎」、放送10年で打ち切り (30日)

 日本の現金出資リアリティ番組「¥マネーの虎」をモデルにしたベトナムの人気番組「シャークタンク・ベトナム(Shark Tank Vietnam)」が10年間の放送を経て終了した。同番組のプロデューサーのレ・ハイン氏は、...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved