ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

第49回世界手紙コンテスト、ベトナム人女子中学生が3位入賞

2020/12/04 13:56 JST配信
(C) baochinhphu
(C) baochinhphu

ハノイ市バーディン区のタンロン中学校で1日、万国郵便連合(UPU)主催の第49回世界手紙コンテストの授賞式が行われた。ベトナムの国内大会で最優秀賞を受賞した北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市のズイタン中学校に通う中学2年生(日本の中学1年生に相当)のファン・ホアン・フオン・ニーさんが3位(銅賞)に輝いた。

 ベトナムがこのコンテストに参加したのは今回が32回目で、ベトナム人の生徒が入賞を果たしたのは15回目となった。

 第49回のテーマは、「私たちが暮らす世界について大人たちに手紙を書きましょう」だった。ニーさんは、「おこわ売りのスオンばあさん」というタイトルで、ビニール袋の使用を制限することによる環境保護を訴えた。

 ニーさんは、おこわをビニール袋に包めば手早く済んで便利だが、健康や環境に害を及ぼしかねないとした上で、「スオンばあさん」が売るおこわはバナナの葉で包まれており、健康にも環境にも優しい一方、包むのに時間がかかって客足が遠のいてしまったと綴った。その後「スオンばあさん」は、おこわを売るときに「健康と環境を一緒に守りましょう」というメッセージを添えたところ、客足も戻ったという。

 この手紙は、環境保護にあたり言葉を発したり考えたりするだけでなく、実際に行動することの大切さを訴えるとともに、ベトナムの文化や人々のイメージを世界に伝えているとして評価された。

 また同日、情報通信省と教育訓練省、ベトナム郵便総公社(ベトナムポスト=Vietnam Post)などが、UPU主催の第50回世界手紙コンテストの国内大会を始動した。第50回のテーマは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の経験について家族の1人に手紙を書きましょう」。参加対象は15歳以下のベトナム人の生徒。応募の締め切りは2021年2月28日。

[Bao Chinh Phu 14:34 01/12/2020, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
家庭内虐待に厳罰、子どもへの過度な学習強要も対象に 新政令で (6日)

 政府は、家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CPを公布した。同政令は12月15日に施行される。  同政令では、家庭内での強要・隔離・心理的圧力などの行為に対して...

台風13号「カルマエギ」接近、中部5空港を一時閉鎖 (6日)

 1日にフィリピンの東で発生した台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)の接近に伴い、ベトナム民間航空局(CAAV)は、ベトナム中部の空港5か所で航空機の受け入れを一時的に停止することを発表した。 ...

乳業大手THグループ創業者、露プーチン大統領から友好勲章を受章 (6日)

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はクレムリン宮殿で4日、THミルク(TH Milk)などを展開するベトナムの乳業大手THグループ(TH Group)創業者 兼 戦略委員会議長のタイ・フオン女史に、ロシアの国家勲章であ...

IT学ぶ身長110cmの「小さな孤児」、大学卒業までの道のり (2日)

 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩く大学生たちの中に迷い込んだかのように見える。  フオンさんは北部紅河デルタ地方ニンビン省旧キムソ...

ハノイ:メトロ2A号線、11月18日から新乗車システムを導入 (6日)

 ハノイ市の都市鉄道(メトロ)を運営するハノイ・メトロ(Hanoi Metro)は11月18日から、本人確認・電子認証・生体認証機能を備えた新しい電子乗車券システムを導入する。これにより、従来の乗車券は使用できなくな...

ホーチミン:ヘリコプター遊覧ツアーを12月から再開へ (6日)

 ホーチミン市観光局は、航空会社や旅行会社と連携し、同市のヘリコプター遊覧ツアーを12月に再開する方針を明らかにした。  同ツアーはかつて試験運航された際に、発展著しい国内最大都市のホーチミン市を...

商船三井テクノトレードとVMO、船舶安否確認システムの実証実験 (6日)

 株式会社商船三井(東京都港区)のグループ企業で、燃料・潤滑油や舶用商材などの商社事業を手掛ける商船三井テクノトレード株式会社(東京都千代田区)と、地場IT企業VMOホールディングス(VMO Holdings、ハノイ市)...

Jizoku、新潟大・カントー大と水稲実証実験開始 温室効果ガス削減 (6日)

 一次産業におけるカーボンクレジットの創出支援事業を手掛ける株式会社Jizoku(東京都国立市)は、新潟大学(新潟県新潟市)および南部メコンデルタ地方カントー市のカントー大学と、水稲を対象とした実証実験を開...

QSアジア大学ランキング、ベトナムの25大学がランクイン (6日)

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング「QSアジア大学ランキング(QS Asia University Rankings)」2026年版で、ベトナムから25校の大学がランクイ...

政治総局主任と中央宣伝教育・国民運動委員長、ポスト交代 (6日)

 政治局の決定により、チン・バン・クエット人民軍政治総局主任は、中央宣伝教育・国民運動委員長に転任した。決定は4日に発表された。  クエット中央宣伝教育・国民運動委員長は、ベトナム人民軍大将。1966...

10月のベトジョー記事アクセス数ランキング (6日)

 VIETJOベトナムニュースが10月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:6万人収容の国内最大スタジアムが着工、国内初の開閉式ドーム採用

10月のベトジョー記事10選:国会の最終会期開幕など (6日)

 10月は、第15期(2021年~2026年任期)国会の最終会期となる第10回会議が開幕しました。会議は約40日間にわたって行われ、12月11日に閉幕する予定です。今国会では、49本の法案と4本の決議案などが審議されること...

三菱重工業、第1オモン火力発電所向け既設ボイラーの設備更新受注 (6日)

 三菱重工業株式会社(東京都千代田区)は、南部メコンデルタ地方カントー市に位置する第1オモン火力発電所の油から天然ガスへの燃料転換プロジェクト向けに、中核となるボイラーのガスバーナーなどの主要機器を受...

SHIP、ベトナムに新拠点設立 グローバル開発体制強化 (6日)

 ウェブアプリケーション開発などを手掛ける株式会社SHIP(大分県大分市)は9月、海外における開発体制の強化とグローバルな人材育成を目的として、ホーチミン市に新拠点「SHIP-VIETNAM」を設立した。  人工知...

日工、交通運輸大学と加熱再生アスファルト合材普及で覚書 (6日)

 アスファルトプラント最大手の日工株式会社(兵庫県明石市)は、ハノイ市の交通運輸大学(UTC)との間で、「持続可能な材料技術の道路建設への教育・研究・応用」に関する協力覚書(MOU)を締結した。  同社のア...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved