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ニャットクオンモバイルの密輸密売事件、捜査完了 114億円を海外送金

2021/01/15 14:14 JST配信
(C) vnexpress
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 携帯電話小売チェーン「ニャットクオン・モバイル(Nhat Cuong Mobile)」を運営するニャットクオン貿易・技術サービス(Nhat Cuong Trading & Technical Services)の密輸密売事件をめぐり、公安省傘下の捜査機関は捜査を完了し、検察側に書類を送致して容疑者15人の起訴を求めた。

 捜査結果によると、ニャットクオン貿易・技術サービスは2013年から2019年にかけて、米国やシンガポール、香港、アラブ首長国連邦(UAE)などから携帯電話やタブレットなど25万台以上を購入し、ハノイ市ノイバイ国際空港や北部紅河デルタ地方ハイフォン市のハイフォン港、東北部地方ランソン省と同クアンニン省の中国国境を経由してベトナム国内に密輸していた。

 密輸品は国内で売りさばき、3兆2000億VND(約145億円)以上の売上高を計上し、2210億VND(約10億円)の利益を得ていた。

 サプライヤーへの代金と輸送業社への運賃の支払いは主にハノイ市の宝飾店2か所を介して行っていた。宝飾店はニャットクオン貿易・技術サービスの依頼のもと、海外の複数口座に合わせて2兆5200億VND(約114億円)を送金していたことが確認された。

 起訴の対象となる15人のうち、同社のチーフアカウンタントと最高財務責任者(CFO)の2人は会計に関する規定に違反し甚大な被害をもたらした容疑、また副社長や営業部長など13人は密輸密売容疑を持たれている。

 主犯格として特定された同社社長のブイ・クアン・フイ容疑者(男)ら7人は現在も逃亡中。逃亡中の容疑者らは競売入札に関する規定に違反し甚大な被害をもたらした容疑やマネーロンダリング容疑を持たれており、警察は別の事件として取り扱う方針。フイ容疑者は2019年5月から国際指名手配されている。

 事件に関連し、ハノイ市共産党委員会副書記 兼 同市人民委員会主席を務めていたグエン・ドゥック・チュン被告(男・54歳)の側近らが複数の刑事事件に関連する捜査書類を漏洩・略奪・売買した事件で、チュン被告は2020年12月に開かれた非公開裁判で禁固5年の判決を言い渡された。

 ニャットクオン貿易・技術サービスを含めた一連の汚職事件の捜査が行われている間、チュン被告は捜査の担当機関に所属していた元警察官に捜査書類を盗み出させていたことがわかっている。

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