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ホーチミン:市内の集団感染、4件は感染源不明 宗教団体関連は制御下に

2021/06/11 13:55 JST配信 (2021/06/11 16:18 JST最終更新)
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 ホーチミン市では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の4月27日以降の第4波で11日午前までに572人の市中感染者が確認されている。また、集中隔離施設での隔離対象者は9833人、自宅または宿泊施設での隔離対象者は1万5796人に上っている。

 同市保健局によると、572人のうち441人はゴーバップ区3街区グエンバンコン(Nguyen Van Cong)通り415/8/4番地に拠点を置くキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」関連の集団感染(クラスター)で、このほかに感染源不明の集団感染が4件、計63人確認されている。

 4件はいずれも病院を受診した際のスクリーニング検査で感染が判明し、そこからの追跡調査で集団感染が確認されたという。

 集団感染4件の詳細は以下の通り。

◇クチ郡・ホックモン郡機械工場・タンビン区デニャットホテル:感染者数31人

 8日夜に3病院でそれぞれスクリーニング検査を受けた6人が陽性となった。追跡の結果、6人はホックモン郡にある機械工場を訪れていたことがわかった。その後、家族や近隣住民、接触者など25人の感染も確認された。31人のうち3人は、クチ郡にある従業員1万人規模のサムホー(Samho)社に勤務している。

◇ビンタン区ホーホックラム(Ho Hoc Lam)通りのマンション「イーホーム(Ehome)」:感染者数16人

 5日と7日に病院でそれぞれスクリーニング検査を受けた2人が陽性となり、その後14人の感染が確認された。うち1人は台湾系の靴製造会社「ポウユエン・ベトナム(宝元ベトナム=Pouyuen Vietnam)」の工場労働者。

◇トゥードゥック市ヒエップビンフオック街区11番通り:感染者数6人

 2日に病院でスクリーニング検査を受けた1人が陽性となり、その後、同居人と同僚の計5人の感染が確認された。

◇ホックモン郡タントイ2集落:感染者数10人

 5日に病院でスクリーニング検査を受けた1人が陽性となり、その後、同居人と近隣住民の計9人の感染が確認された。

 同市保健局によると、これらの集団感染はいずれも社会的隔離措置適用中に確認されたため、さらなる感染拡大のリスクは低いと見られている。

 なお、「リバイバル・エクレシア・ミッション」関連の集団感染は制御下にあり、10日にはグエンバンコン通り415番地の路地の封鎖が解除された。

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