ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

授業料持ち逃げ…?新型コロナ禍で休校多発の英語学校に苦情多数

2022/04/12 16:50 JST配信
イメージ画像
イメージ画像 写真の拡大.

 新型コロナ禍で休校を余儀なくされたホーチミン市の複数の英語学校で、授業料を支払ったものの授業が実施されない、返金してもらえない、学校側と連絡がつかないといったトラブルが相次いでいる。

 ホーチミン市ゴーバップ区に住むキエットさんはこの2か月、支払った授業料を返金してもらおうと、外国語センター「Pixar」の経営者を何とか探し出そうと試みている。だが電話は不通で、その他の手段でも連絡はつかない。12区、ゴーバップ区、タンフー区にある同センターの教室にはいずれも「テナント募集中」との張り紙が掲げられている。

 キエットさんは2021年4月、この英語学校に子供を通わせるために約700万VND(約3万8000円)を支払った。しかし通わせて1週間ほどしたところで、新型コロナ対策によって休校となった。

 2021年10月末に教室からは、対面授業の再開準備をする期間についてオンライン授業を実施することが提案されたが、結局オンライン授業は実施されず、授業料の返金もなされなかった。「話し合いにも応じないし、返金もない。詐欺ではないか」とキエットさんは言う。

 12区に住むバンさんも、1160万VND(約6万3000円)を2020年末に納め、子どもを4か月ほど通わせたところで、休校となった。ホーチミン市が社会的隔離措置を取っているあいだオンライン授業はなく、生徒に課題も出なかった。

 昨年10月末に学校は、12区に住む一部保護者とのあいだで話し合いを持ち、オンライン授業を実施すると通知。バンさんの子どもは2021年11月から2022年1月までオンライン授業を受けることができたものの、「テト(旧正月)以降オンライン授業は実施されていません。問い合わせても返事はなく、教室まで行ってみると他に貸し出されている。あと490万VND(約2万6500円)分の授業が実施されていないのですが」とバンさん。

 同様のトラブルに巻き込まれた保護者は12区だけで約200人。学校のウェブサイトはアクセス不能、ホットラインも不通で、3月以降、保護者らは経営者の自宅を訪ねてみたが、面会は実現しなかった。業を煮やしたバンさんらは、学校を12区の裁判所に訴えた。

 同じような問題は他にも複数の外国語センターで発生しており、生徒に対する授業料の問題ばかりでなく、講師やスタッフに対する給料未払いも起きている。

 ホーチミン市では現在1000を超える外国語センターが活動登録しており、教室数は合計およそ1700に上る。しかし新型コロナの影響で約80%の外国語センターが閉鎖、活動休止し、68のセンターが解散した。なおホーチミン市教育訓練局によると外国語センターは、授業料や給料の問題を解決しなければ、解散は認められない。

 「Pixar」については、苦情を受けて教育訓練局が経営者から事情を聞こうとしたが、複数回の呼び出しのいずれにも応じなかった。このような状況から教育訓練局は被害者に対して、提訴することなどの方法を案内している。

【関連記事】

英語学校エーパックス運営会社会長、1万人超から450億円詐取 (2025/12/25)
授業料返還渋る英語学校エーパックス運営会社に56万円の罰金処分 (2024/04/26)
授業料返還渋る英語学校エーパックス、20拠点の閉鎖完了 (2024/04/11)
英語学校エーパックス運営会社会長を逮捕、詐欺・資産横領容疑 (2024/03/27)
授業料返還渋る英語学校エーパックス、ホーチミン市当局が26拠点を閉鎖へ (2024/03/14)
英語学校エーパックス、授業料返還の約束守らず CEOは無給休暇 (2023/10/12)
英語学校エーパックス、ホーチミン市当局が40拠点の閉鎖を決定 (2023/04/28)
英語学校エーパックス、保護者に謝罪し今後の方針説明 (2023/03/17)
ダナン:英語学校に保護者が返金請求、「質の低い授業」 (2022/10/27)

[VnExpress, 00:15 06/04/2022, F].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
フォーブス「ベトナム優良上場企業トップ50」、幅広い業種が躍進 (6:10)

 米系経済誌フォーブス・ベトナム(Forbes Vietnam)はこのほど、「ベトナム優良上場企業トップ50」の2026年版を発表した。  第14回となる今回のリストでは、金融・銀行部門が引き続き主軸を担う一方、食品、...

26年「ベトナム文化の日」、11月24日のみ休日 内務省が提案 (6:01)

 内務省は、2026年のベトナム文化の日に伴う休日について、11月24日(火)の1日のみを休日とする調整案を首相に提出した。承認されれば、11月23日(月)は通常勤務日となり、公務員や民間企業の労働者は11月24日のみ...

ビンG、EV移行支援策の第2弾を発表 購入時に最大9%割引など (5:54)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)と同社のグループ企業は、ガソリン車から電気自動車(EV)や電動バイクへの乗り換えを支援するキャンペーン「グリー

亡き店主の店を守り、知的障がいの「坊ちゃん」を支える2人の女性 (20日)

 店主の一家が次々とこの世を去った後、フン・リンさん(女性)とゴック・リエンさん(女性)は、市場の路地にあるフーティエウ(ベトナム風米粉麺)の屋台を守り、知的発達に遅れのある末っ子の「坊ちゃん」を支え続...

ホーチミン、世界都市指数で205位に浮上 81ランク上昇 (5:36)

 オックスフォード・エコノミクス(Oxford Economics)が発表した「世界都市指数2026(Global Cities Index 2026)」で、ホーチミン市は総合スコア62.6点を獲得し、評価対象の1000都市中205位にランクインした。前年...

ヤマハ、デュアルスポーツバイク「WR155R」をベトナムに投入 (4:27)

 ヤマハ発動機株式会社(静岡県磐田市)のベトナム現地法人であるヤマハモーターベトナム(Yamaha Motor Vietnam=YMVN)は20日、デュアルスポーツモデルの新型バイク「WR155R」を発売した。  希望小売価格は10...

書記長訪米でベトジェット特別機がNY着、外交・経済交流を後押し (3:05)

 トー・ラム書記長 兼 国家主席率いるベトナム高官代表団の第81回国連総会ハイレベル会合への出席や米国での二国間活動、カナダへの国賓訪問に合わせ、国内最大手の格安航空会社(LCC)ベ

ベトナム国際畜産展示会、ホーチミンで10月21日から開催 (2:19)

 ホーチミン市で10月21日(水)から23日(金)まで、「ベトナム国際畜産展示会2026(Vietstock 2026)」が開催される。  今回の規模は展示面積1万m2で、世界40か国・地域から300ブランドが参加し、◇畜産、◇飼料・...

「バクニン市」誕生、決議公布式典を開催 ラム書記長ら出席 (21日)

 北部地方バクニン省で19日午前、同省を中央直轄市「バクニン市」へと昇格させる国会決議第39号/2026/QH16の公布式典が開催された。  式典にはトー・ラム共産党書記長 兼 国家主席が出席し、20日に発効した...

ゲアン省:旧ビン市域で9月として41年ぶり豪雨、8時間で399mm (21日)

 北中部地方ゲアン省の旧ビン市域で19日、同月としては1985年以来41年ぶりとなる記録的な大雨が観測された。国立水文気象予報センター(NCHMF)によると、同日7時から15時までの8時間で雨量は399mmに達した。 ...

日本郵船、中部に自動車物流ルート新設 フエ近郊に専用船が初寄港 (21日)

 日本郵船株式会社(東京都千代田区)が運航する自動車専用船が18日、北中部地方フエ市近郊のチャンマイ港に初めて寄港した。  今回の寄港は、大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang...

ベトナム、2035年までに革新的スタートアップ500社創出へ (21日)

 科学技術省は、2026~2035年の「革新的スタートアップ国家プログラム」を承認する決定第3789号/QD-BKHCNを公布した。  同プログラムは、従来の支援方式を改め、支援の重点をエコシステム内のボトルネック解...

世界最高ホテル、ベトナムはトップ100に1軒 日本はトップ50に4軒 (21日)

 英国メディアのウィリアムリード(William Reed)はこのほど、2026年度版「ザ・ワールド・ベスト・ホテル50(The World’s 50 Best Hotels)」を発表した。ベトナムのホテルはベ

YouTube、越ネット利用者の93%にリーチ 海外からの視聴も5割超 (21日)

 米グーグル(Google)が発表した最新データによると、動画共有プラットフォーム「ユーチューブ(YouTube)」はベトナムのインターネット利用者の93%に毎日リーチしており、ベトナム国内におけるオンライン動画の主...

ベトナムとイタリア、ハノイに宇宙技術センターを設立 (21日)

 科学技術省傘下の通信郵便技術学院(PTIT)とイタリアの航空宇宙企業であるテミックス(Temix)はハノイ市で17日、「ベトナム・イタリア宇宙技術センター(VISTC)」の設立を発表した。  同センターは、両機関が...

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved