ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

使い捨てレジ袋を提供するスーパーに罰金、26年以降

2022/04/21 14:30 JST配信
(C) vneconomy
(C) vneconomy 写真の拡大.

 ベトナム当局は2026年以降、買い物客に使い捨てのビニール袋を提供するスーパーマーケット・商業施設に対し罰金を科す方針だ。

 これは、資源環境省傘下の資源環境政策戦略研究所(ISPONRE)のグエン・チュン・タン副所長が、20日にハノイ市で開催されたパイロットプロジェクト「ベトナムにおける使い捨てビニール袋消費削減に向けたスーパーマーケット連盟設立構想(プラスチック・アライアンス=Plastic Alliance)」に関する総括会議で明らかにしたもの。

 ベトナムは、2025年までにスーパーマーケット・商業施設で使用するレジ袋の100%を環境に配慮した袋に切り替えることを目標に掲げている。

 ISPONREの調査結果によると、国内のスーパーマーケットにおける1日当たりの使い捨てビニール袋使用枚数は約10万4000枚で、年間3800万枚に相当する。 調査に参加したスーパーマーケット48か所のうち、46か所は買い物客に使い捨てビニール袋を無料で提供している。

 プラスチック・アライアンスは、欧州連合(EU)とドイツ連邦経済協力・開発省(BMZ)がスポンサーとなり、フランスのExpertise Franceがベトナムで展開するプロジェクト「プラスチックの見直し、海洋廃棄物の循環経済ソリューション」の一環として行われており、環境に配慮した袋の利用を推進し、使い捨てビニール袋の利用を削減することを目指している。

 プロジェクトの枠組みの中で、使い捨てビニール袋の削減に関するコミットメントがある小売業者のアライアンスが既に設立され、16社が参加している。関係者らは今後も引き続き、使い捨てビニール袋の利用削減、顧客の行動を変えるための広報活動を実施し、アライアンスの範囲と活動を拡大していく。

【関連記事】

ハノイ:使い捨てプラ製品の使用禁止を段階的に拡大へ (2025/07/14)
ハノイ:スーパーの使い捨てレジ袋、24年末までに使用終了 (2023/11/09)
ハノイ:伝統的市場での使い捨てプラ製レジ袋の使用を終了へ (2022/11/21)
プラスチック廃棄物の管理強化、非分解性レジ袋の使用削減へ (2021/07/27)
ホーチミン:年末までに全てのスーパーでレジ袋を廃止 (2021/06/02)
小売業界の使い捨てレジ袋、21年に前年比▲10%以上削減へ (2021/04/08)
イオン、ベトナムで「使い捨てプラスチック削減キャンペーン」―マイバッグ持参を推奨 (2019/10/01)
ビンマート、マイバッグ運動を開始―環境配慮型製品への切り替えも (2019/08/15)

[Tuoi Tre 13:04 20/04/2022 / Bao Tin Tuc 11:59 20/04/2022, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ロンタイン国際空港、初の旅客便を受け入れ 第一副首相が搭乗 (6:52)

 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初の民間旅客便は、全日空ANAが出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム

ビングループ、ハノイでオリンピック都市区着工 投資総額5.5兆円 (6:05)

 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノイ市で計画されているオリンピックスポーツ都市区建設案件を着工した。式典には、ファム・ニャット・ブオン

南北高速道路、北端ランソン省から南端カマウ省までが一本で開通 (5:37)

 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマウ間高速道路(約110km)などが暫定開通したことで、東北部地方ランソン省フウギ国境検問所から国内最南端カ...

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

衣料ストライプ、「earth music&ecology」などベトナム初出店 (4:18)

 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VIETNAM、ハノイ市)は6日、ハノイ市タイホー街区にある大型ショッピングモール「ロッテモール・ウエストレイ...

阪急阪神不動産とシーアールイー、ハイフォンで物流倉庫を竣工 (4:09)

 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企業セムコープ・デベロップメント(Sembcorp Development)と共同でセムコープ・インフラ・サービシズ(Sembco...

ホーチミン:プロ選手養成のピックルボールアカデミー開校 (3:15)

 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。ピックルボールは国内で急速に普及しており、コミュニティにおけるトレンドから体系化されたトレーニングプ...

ホットヨガのLAVA、ハノイ進出 複合フィットネススタジオ開業 (2:45)

 日本全国に700店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」などを運営する株式会社LAVA International(東京都港区)は1日、ベトナム国内2店舗目となる大型複合フィットネススタジオ「ラバ・25フィット・ザンボー(LAVA×...

ホーチミン:路線バス車掌が車内をクリスマスデコ、SNSで話題に (20日)

 ホーチミン市の路線バスで車掌として働くダン・カム・トゥーさん(女性・30歳)は、クリスマスの雰囲気を乗客に楽しんでもらうため、職場である路線バスの車内をクリスマスの装飾でにぎやかに飾り付けた。さらに...

ベトナムで最も高い灯台、省級建築歴史遺跡に指定 (20日)

 南中部地方ラムドン省はこのほど、国内で最も高い灯台として知られる「ケーガー灯台(hai dang Ke Ga)」を省級の建築歴史遺跡に指定した。  旧ビントゥアン省の一部に当たるタンタイン村(xa Tan Thanh)のケ...

展覧会「ベトナム、記憶の風景」、沖縄県立博物館・美術館で開催中 (20日)

 沖縄戦後80年・ベトナム戦争終結50年祈念の展覧会「ベトナム、記憶の風景」が、11月22日(土)から2026年1月18日(日)まで沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)で開催されている。  同展覧会では、ベトナムにル...

ベトナムのリゾート市場、既存資産への再投資が成長主導 (19日)

 英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ(Savills)傘下のサヴィルズ・ホテルズ(Savills Hotels)によると、ベトナムのリゾート市場は転換期に入っている。観光需要が堅調に推移する一方、ホテルの新規供給は減速...

カインホア省:第1ニントゥアン原発、住民移転計画承認 (19日)

 南中部地方カインホア省人民委員会は、同省(旧ニントゥアン省)で計画されている第1ニントゥアン原子力発電所プロジェクトのサブプロジェクト1「土地収用・住民移転計画」を承認した。  サブプロジェクト1は...

ソニー・ミュージック、地場イエーワン傘下企業の株49%取得へ (19日)

 地場系大手総合メディア会社イエーワングループ[YEG](YeaH1 Group)は、ソニー・ミュージックエンタテインメント香港(ソニー・ミュージック香港=Sony Music Entertainment Hong Kon

カラオケの騒音に最大1.2万円の罰金、昼夜問わず適用 (19日)

 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日施行)によると、騒音を伴い、他人の生活に影響を与えるカラオケ行為は、最大200万VND(約1万1770円)の罰金を科される可...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved