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フランスの首都パリ16区の中央にある広場が、第一次世界大戦中に同国で戦い戦死したフランス軍のベトナム人士官ドー・フウ・ビ氏(1883~1916年)にちなんで「ドー・フウ・ビ広場」と名付けられた。
6月29日、パリのロランス・パトリス(Laurence Patrice)副市長や駐フランス・ベトナム大使館の責任者、ビ氏の家族の立会いのもとで命名式典が行われた。
ビ氏は、フランス植民地時代のコーチシナ名誉知事であるドー・フウ・フオン氏の息子にあたる。フランスの軍事学校を卒業し、モロッコ、アルジェリア、フランスで戦った。フランス空軍の最初のパイロットの1人として知られ、従軍中に多くの功績を残したことでフランスの最高位勲章「レジオンドヌール勲章」を受章した。
同氏は、フランスで功績のある外国出身者300人以上のうちの1人として同国から表彰されている。なお、フランスには現在、ベトナムの地名または人名にちなんで名付けられた通りなどが200近くある。