ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

ベトナム人のカンボジアカジノ集団脱走、4つの人身売買ルートを特定

2022/08/25 06:03 JST配信
(C) zingnews
(C) zingnews 写真の拡大.

カンボジアのカジノで働かされていた約40人のベトナム人が集団脱走し、南部メコンデルタ地方アンザン省とカンボジア・カンダル州の境を流れるビンジー(Binh Di)川を泳いで帰国した事件に関連し、アンザン省警察はカンボジアにベトナム人らを売り飛ばした4つの人身売買ルートを特定した。同省警察署長のディン・バン・ノイ大佐が明らかにした。

 4つの人身売買ルートは複数の省・市で活動しており、アンザン省警察はこのうち1つのルートのメンバーであるグエン・ティ・レ容疑者(女・42歳、同省ロンビン町=thi tran Long Binh在住)とレ・バン・ザイン容疑者(男・34歳、同)の2人を不法出国手配容疑で逮捕した。

 同事件では、ベトナム人42人が国境付近にあるカジノから脱走。このうち1人が川に流され、1人は途中で身柄を拘束されて逃走に失敗。残る40人(男性35人・女性5人)は川を泳いで渡る際、助けに入った地元住民らの船に救出され、無事に川を渡り切ってベトナムに帰国した。川に流されて行方不明となっていた1人の遺体は後日発見・収容された。カジノには今もベトナム人11人が残されており、両国当局が緊密に連携しつつ、帰国を手配する準備を進めている。

 ベトナム人らが事情聴取で語ったところによると、月給700~1000USD(約9万6000~13万7000円)の「高給で簡単な仕事」を紹介されてカンボジアに不法入国し、問題のカジノで働いていたが、給料が支払われない上に、警備員から日常的に暴行を受けていたため、集団脱走を決意したという。

 ベトナム人らは、犯罪組織に売り飛ばされるという人身売買被害に遭ったものとみられている。彼らは中国人マネージャーが運営するカジノを装った施設で軟禁されながら、ベトナム国内のベトナム人をターゲットとしたオンライン賭博や詐欺などの犯罪行為の実行を強いられ、家族から身代金が支払われない限り解放されず、働き続けなければならなかった。

 アンザン省警察は同事件をめぐり捜査を急いでおり、公安省と公安省傘下の刑事警察局とも協力し、捜査を徹底していく方針を示した。

 なお、アンザン省当局は、ベトナム人らが地元に帰るための交通費として1人につき150万VND(約8700円)をそれぞれ渡した。

【関連記事】

カンボジアから不法就労者410人の身元引き受け、指名手配犯も (2024/12/13)
タイニン省:カンボジアから不法就労者78人の身元引き受け、1人は指名手配犯 (2022/10/13)
タイニン省:カンボジアで不法就労のベトナム人が続々帰国 (2022/09/21)
カンボジアのカジノからベトナム人の集団脱走再び、今度は60人の大脱走 (2022/09/20)
カンボジアのカジノで強制労働のベトナム人89人を救出 (2022/09/06)
ハイフォン:息子の友人4人をカンボジアのカジノに売り飛ばした男を起訴 (2022/08/31)
カンボジアカジノからのベトナム人集団脱走、40人を助けた恩人たち (2022/08/28)
ベトナム人が集団脱走したカンボジアカジノ、中国人マネージャーを逮捕 (2022/08/23)

[Zing 18:24 23/08/2022, 09:14 23/08/2022, 20:59 22/08/2022, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
ガソリンなどの小売価格上限が一斉下落、RON95は1L約180円に (19:15)

 商工省と財政省は25日午後2時、各種ガソリンと石油製品の小売価格上限を大幅に引き下げた。  今回の調整による各種燃料の新たな小売価格上限および値下がり幅は以下の通り。 ■企業がガソリン・石油価格...

ハイフォン港とベトナムコンテナ、燃料価格変動で追加料金導入 (17:40)

 北部地方最大の港湾ハイフォン港の運営会社ハイフォン港[PHP](Hai Phong Port)は、燃料価格の変動に基づく追加料金(サーチャージ)を適用すると顧客に通知した。市場における燃料価

台湾鴻海、クアンニン省のEV部品子会社に110億円追加投資 (14:23)

 電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology Group=鴻海)は、ベトナムの各子会社への投資を相次いで拡大している。最近では、東北部地方クアンニン省...

ハノイ郊外の村落で口承される独自の「隠語」、200年の歴史 (22日)

 ハノイ市郊外のダイスエン村(旧フースエン郡)ダーチャット村落の人々は、ベトナム語の標準語とは別に、かつて竹臼作りの技術を秘伝として守るのに役立った何千もの隠語から成る独自の言語を持っている。  ...

ハノイ:2500席規模の新劇場を建設へ、投資総額120億円 (13:28)

 ハノイ市共産党委員会常務委員会は、ベトナム文化の発展に関する政治局決議第80号-NQ/TWを実施するための行動計画第8号-CTr/TUを公布した。  市の文化発展のために2026~2030年に総額36兆1120億VND(約2175...

越露首相がモスクワで会談、ベトナム原発建設協定に署名 (6:12)

 ロシアを公式訪問中のファム・ミン・チン首相は23日、首都モスクワの首相府でロシアのミハイル・ミシュスチン首相と会談した。会談後、両首相はベトナム国内における原子力発電所建設協力に関する政府間協定の...

燃料高騰で航空各社が悲鳴、サーチャージ引き上げや国内線運休も (6:00)

 中東での紛争を背景とした航空燃料価格の高騰と供給不安を受け、ベトナムの航空各社は路線の運休など対応を迫られている。また、各社は国際線での燃油サーチャージの引き上げを検討しており、早ければ4月初旬に...

ハノイ・メトロと米ビザ、メトロ2路線で非接触型決済を導入完了 (5:51)

 ハノイ市の都市鉄道(メトロ)を運営するハノイ・メトロ(Hanoi Metro)と米クレジットカード大手ビザ(Visa)は、メトロ2A号線(カットリン~ハドン区間)と3号線(ニョン~ハノイ駅区間)の2路線でオープンループ方式に...

クオン国家主席、金正恩氏の北朝鮮国務委員長再選に祝電 (5:34)

 外務省の24日の発表によると、北朝鮮の第15期最高人民会議第1回会議において、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が同国の国務委員会委員長に再選されたことを受け、ルオン・クオン国家主席が祝電を送っ...

サンGと米マリオットが協力、30年までにホテル10軒開業 (4:32)

 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)は23日、米国のホテル運営会社であるマリオット・インターナショナル(Marriott International)との間で、戦略的協力関係を...

ヤクルト、ベトナムで「ピーチ風味」を新発売 (3:33)

 株式会社ヤクルト本社(東京都港区)の海外子会社であるベトナムヤクルト(ホーチミン市)は、4月1日に新商品「ヤクルト ピーチ風味」をベトナムで発売する。  人気のあるピーチ風味をヤクルト製品に導入するこ...

ホーチミン:スマートファクトリーエキスポ、6月24日から開催 (2:49)

 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, phuong Tan My, TP. Ho Chi Minh)で、6月24日(水)から26日(金)まで、「ベトナム・スマートファ...

グラブ25年売上高が過去最高、ベトナムは第5の市場 (24日)

 シンガポール系グラブ(Grab)が発表した2025年年次報告書によると、同年の連結売上高は前年比+20.0%増の33億7000万USD(約5400億円)に達し、事業開始以来で最高となった。このうち、現地法人グラブベトナム(Grab...

ベトナムのEV販売シェアが38%に、欧州や米国を上回る水準 (24日)

 エネルギーシンクタンクのエンバー(Ember)が発表した最新の報告書によると、2025年におけるベトナムの新車販売台数のうち、電気自動車(EV)のシェアが38%に達し、欧州連合(EU)の26%や米国の10%を上回った。中...

ペトロベトナムガス、LPG調達先を多様化 中東リスクで供給確保 (24日)

 中東情勢の緊迫化に伴う液化石油ガス(LPG)の供給懸念が高まる中、国内で唯一、一貫した生産体制を築いている最大手ガス会社ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)は、調達先の多様化を進

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved