ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ホーチミン:偽装「安全野菜」の行先はウィンマートとティキ・ゴン

2022/09/21 04:53 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre 写真の拡大.

 ホーチミン市内のスーパーマーケットでは、「安全野菜」や「ベトナム安全農産物生産基準(Vietnamese Goods Agricultural Practices=VietGAP)認証野菜」のシールが貼られた野菜が高値で販売されている。地元紙「トゥオイチェー(Tuoi Tre)」の取材で、これらの中に偽装された野菜があることが分かった。

 取材班は、ホーチミン市直轄トゥードゥック市のビアジェ社(Viager)の野菜加工施設で8月から9月半ばまで観察を続けた。この中で、夜11時ごろから翌日午前3時ごろまでバイクが次々と各種の野菜を搬入し、施設の従業員が野菜の見栄えを整えて包装し、商標シールを貼り付けているのを確認した。シールには南中部高原地方ラムドン省ドゥックチョン郡フーホイ工業団地のチンニーフーズ社(Trinh Nhi Foods)の情報と「ダラットの野菜」の文字、さらに「VietGAP」のロゴも記載されていた。

 搬入業者に取材を進めると、生産地に関係なく値段が安い野菜を仕入れて持ち込んでいたことが判明した。「VietGAP認証」も偽装されたものだった。

 チンニーフーズの野菜の行方を追うと、畜産飼料、食品・飲料、鉱山採掘、金融事業を手掛ける持ち株会社マサングループ[MSN](Masan Group)傘下の小売チェーンであるスーパーマーケット「ウィンマート(WinMart)」と電子商取引(eコマース=EC)サイトの「ティキ(Tiki)」のフードデリバリー「ティキ・ゴン(Tiki Ngon)」に行きついたという。

 この報道を受けてウィンコマースは、チンニーフーズからの仕入れを停止し、全ての商品を回収するとともに、チンニーフーズに対し、ウィンコマースとの間で締結した商品供給契約に従い商品の品質と原産地に関するコミットメントの違反について早急に説明するよう求めた。

[Tuoi Tre 11:53 19/09/2022, O].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
MILIZE、音声AI技術の地場ナミテックと戦略的提携を締結 (12:14)

 人工知能(AI)とフィンテックの株式会社MILIZE(東京都港区)は、ベトナムを拠点とする音声AI技術のイノベーターであるナミテック(NamiTech、ホーチミン市)との間で、日本の保険業界および銀行・金融サービス・保...

ホーチミン市のFDI流入が大幅増、25年は83.7億USD (6:18)

 旧ホーチミン市、旧ビンズオン省、旧バリア・ブンタウ省の3省・市が合併して誕生した新ホーチミン市では、2025年の海外直接投資(FDI)認可額が前年比+24.2%増の83億7000万USD(約1兆3000億円)へと大幅に増加する...

ビンG、南北高速鉄道プロジェクト投資撤退 重点分野に資源集中 (6:10)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)は25日、南北高速鉄道プロジェクトへの投資登録を撤回する文書を政府に提出した。  VIC傘下のビン

ホーチミンのベンタイン市場で半世紀以上愛されるチェー店 (28日)

 チュオン・ティ・トゥエット・チンさん(女性・63歳)は、7~8歳のころからホーチミン市のベンタイン市場で母親のチェー(ベトナム風ぜんざい)の屋台を手伝っていた。そして、50年以上にわたり市場に身を置き、母...

ベトナム在留邦人1万6636人で国別15位、前年比▲4.4%減 (5:33)

 日本の外務省が発表した海外在留邦人数調査統計の最新版によると、2025年10月1日時点におけるベトナム在留邦人数は前年比▲4.4%減の1万6636人で、国・地域別で15位となった。2025年のベトナム在留邦人数は、直...

「GiGOのたい焼き」、海外初出店 ホーチミンにグランドオープン (5:07)

 アミューズメント施設や飲食店施設の企画・運営を手掛ける株式会社GENDA GiGO Entertainment(東京都港区)の海外現地法人であるGiGOベトナム(GiGO VIETNAM、ホーチミン市)は25日、秋葉原や池袋などの日本国内で...

ホーチミン:新暦正月の花火、実施場所を市内6か所に拡大 (4:58)

 ホーチミン市人民委員会はこのほど、2026年の新暦正月を祝う打ち上げ花火について、市内6か所で実施することを明らかにした。上空の高い位置と上空の低い位置で、それぞれ3か所ずつ花火を打ち上げる計画だ。 ...

ホーチミン:国内初のフォー博物館、1月15日オープン (4:44)

 ホーチミン市ベンタイン街区(旧1区の一部)のグエンタイホック(Nguyen Thai Hoc)通りとファムグーラオ(Pham Ngu Lao)通りの角地に、ベトナムを代表する料理であるフォーをテーマとした「フォー博物館(Pho Museum...

地場宝飾大手、U-22ベトナム代表キム監督に24K製メダル贈呈 (3:01)

 タイで開催された第33回東南アジア競技大会(SEA Games 33)で、U-22ベトナム代表を金メダルに導いたキム・サンシク監督は12月24日、宝飾品大手フーニュアン・ジュエリー[PNJ](Phu Nh

五十嵐冷蔵、ベトナム現地法人を設立 冷蔵倉庫新設も (2:25)

 冷蔵倉庫業や普通倉庫業、運輸業などを手掛ける五十嵐冷蔵株式会社(東京都港区)は2024年11月、南部地方タイニン省(旧ロンアン省)のロンハウ工業団地に、同社100%出資のベトナム現地法人を設立した。2025年12月...

世界最高のリゾート、ベトナムから16部門に選出 WTAの25年版 (27日)

 世界の観光業界の「オスカー」とも称される「ワールド・トラベル・アワード(World Travel Awards=WTA)」は、世界の観光をリードするホテルやリゾート、航空会社、旅行会社などを選出した2025年版のリストを発...

世界で最も娯楽費が安い都市、ハノイが6位 バンコク12位 (27日)

 英国タイムアウト誌(Time Out)はこのほど、2025年版「世界で最も娯楽費が高い/安い都市トップ15」のランキングを発表した。ハノイ市は娯楽費が安い都市で6位にランクインしている。  これは、世界100都市の...

26年に注目すべき世界の旅行先トップ10、ムイネーが1位 (27日)

 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」はこのほど、2026年の注目の旅行先トップ10を発表した。この中で、南中部地方ラムドン省(旧ビントゥアン省)のムイネーが1位に選出された。 ...

スーパーホテル、ハノイに26年3月17日オープン 海外2店舗目 (26日)

 ホテル運営を手掛ける株式会社スーパーホテル(大阪府大阪市)は2026年3月17日、同社100%出資のベトナム現地法人であるスーパーホテル・ベトナム(SUPER HOTEL VIETNAM)が運営する新店舗「スーパーホテルハノイ(S...

タイのアマタ、フート省で新たな工業団地を開発へ (26日)

 北部地方フート省人民委員会は23日、タイのアマタ(Amata)に対し、ドアンフン工業団地(別称:アマタシティ・フート=Amata City Phu Tho)の投資登録証明書を交付した。  同案件はドアンフン村(xa Doan Hung)...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved