ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

汚職事件が急増、コロナ禍を背景としたもの多数 公安省報告

2022/10/17 15:51 JST配信
(C)tuoitre
(C)tuoitre 写真の拡大.

 トー・ラム公安相はこのほど、ファム・ミン・チン首相の委任を受けて、政府が国会に提出する汚職事件捜査に関する報告書に署名した。公安機関は2021年10月1日から2022年9月30日まで、共産党政治局傘下の腐敗防止中央指導委員会が捜査を直接監視する深刻な事件を中心に汚職事件の捜査を強化してきた。

 報告書によると、同期間に摘発された経済管理関連の事件数は前年同期比▲36.7%減の5117件へと大幅に減少した。このうち、2390件が既に起訴されており、計4135人の容疑者が起訴されて捜査を受けている。

 同期間に摘発された経済管理関連の事件のうち、汚職事件が同+41.0%増の523件に急増し、うち501件が起訴された。汚職事件で起訴されて捜査を受けている容疑者は計1211人となっている。特に深刻な事件としては以下のものが挙げられる。

◇不動産デベロッパーのFLCグループ[FLC](FLC Group)における架空増資・株価操作・詐欺・資産横領事件
◇不動産デベロッパーのタンホアンミン(Tan Hoang Minh)における社債発行に関する詐欺・資産横領事件
◇東南部地方ドンナイ省総合病院と総合商社AICグループ(AIC Group)による医療設備・器具の調達額水増し事件
◇ベトナム人民軍の軍医学院とベトアー・テクノロジー・コーポレーション(Viet A Technology Corporation)から成るコンソーシアムによる新型コロナウイルス検査キットの研究開発(R&D)・評価・流通認可・価格設定・購買調達に関する一連の汚職事件
◇新型コロナを背景に運航された帰国者向け特別便の認可を巡る汚職事件

 上記のように、新型コロナを背景とした事件が非常に目立った。特に、検査キットに関する汚職事件ではこれまでに、公安省傘下の密輸経済汚職犯罪捜査警察局(C03)が26人、各省・市の警察が63人の容疑者を逮捕しており、計89人の容疑者が捕まったことになる。逮捕された容疑者には、元科学技術相でハノイ市共産党委員会副書記 兼 人民委員会主席を務めていたチュー・ゴック・アイン容疑者、前保健相のグエン・タイン・ロン容疑者などが含まれる。

 一方、コロナ禍の影響で帰国するベトナム人のために国が手配した特別便の運航を巡る汚職事件でも、数十人の容疑者が逮捕されており、この中には、前外務次官のトー・アイン・ズン容疑者などが含まれている。

【関連記事】

新型コロナ検査キット汚職事件、前保健相は収賄額3.3億円 (2023/08/21)
コロナ禍の特別便巡る汚職、捜査完了 前外務次官は1.2億円の賄賂受領 (2023/04/05)
コロナ禍の特別便巡る汚職、旅行会社などのトップ7人起訴 容疑者50人以上に (2023/03/17)
ドンナイ省元トップら36人に有罪判決、医療機器水増し事件で (2023/01/05)
コロナ禍の特別便巡る汚職、外相は形式的処分・前駐日大使は党除名処分 (2022/12/28)
コロナ禍の特別便巡る汚職、ソン外相と複数の大使も処分へ ナム前駐日大使も (2022/12/22)
22年に社会秩序関連犯罪3.4万件を摘発、590の犯罪グループを処分 (2022/12/21)
ドンナイ省元トップが7800万円の収賄、不動産投資や子供の留学に使用 (2022/11/16)

[Tuoi Tre 06:41 14/10/2022 U].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
26年4月ベトジョー記事アクセス数ランキング (4:13)

 VIETJOベトナムニュースが2026年4月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:外務省、ベトナム船のホルムズ海峡通過に向けイランと手

26年4月ベトジョー記事10選:新任期国会や指導者人事など (4:13)

 4月は、第16期(2026~2031年任期)国会の第1回会議が行われ、国会議長や国家主席、首相をはじめとする国家の主要な指導者の人事を決定したほか、9本の法律を可決、10本余りの決議を採択しました。採択された決議...

マルヤス機械、ダナンに子会社を設立 技術基盤強化へ (3:25)

 搬送省力機械や自動化機器の製造・販売を手掛けるマルヤス機械株式会社は、技術体制の拡充および技術力向上を目的として、南中部地方ダナン市に同社100%出資の子会社を設立し、1日より業務を開始した。  ...

フランス人が建設した築140年の給水塔とサイゴンの水道史 (3日)

 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフランス人によって建設された最初の給水システムの一部で、都市形成の初期からサイゴンの人々に水を供給する上で...

ダナン:国際建築展示会「ベトビルド」、5月6日から開催 (2:29)

 南中部地方ダナン市のダナン見本市展覧センター(09 Cach Mang Thang Tam, phuong Cam Le, TP. Da Nang)で、5月6日(水)から10日(日)まで、国際建築展示会「ベトビルド・ダナン2026(VIETBUILD Da Nang 2026)」が...

訪越の高市首相、ベトナム首脳と会談 経済安保の優先協力を確認 (2日)

 ベトナムを訪問中の高市早苗内閣総理大臣は2日、ハノイ市でレ・ミン・フン首相およびトー・ラム書記長 兼 国家主席とそれぞれ会談した。  両会談では、日越間の「包括的戦略的パートナーシップ」を一層強化...

TikTokで大流行、往年の名曲に乗せてベトナムのバインミー絶賛 (2日)

 動画投稿プラットフォーム「ティックトック(TikTok)」で、欧米などの外国人観光客を中心に、ベトナムの国民食であるバインミーへの愛を表現する「Stand Banh My(スタンド・バインミー)」というトレンドが広がっ...

エアバスA320を操縦体験、ホーチミンの体験型カフェが人気 (2日)

 ホーチミン市フーニュアン街区(旧フーニュアン区)にあるカフェ「ザ・フライトデッキ(The Flight Deck)」には、エアバス(Airbus)A320型のフライトシミュレーターが設置されており、飛行機の操縦体験ができるとし...

ホーチミン市博物館の秘密の地下通路、見学エリア拡大し再公開 (1日)

 ホーチミン市サイゴン街区のホーチミン市博物館にある広さ1400m2の秘密の地下通路が、半年の改修を経て再オープンした。今回、見学可能な部屋や展示物が追加された。 約150mに拡張された見学ルート  か...

中国コンビニの美宜佳、ベトナム進出 新ブランド「オーミー」展開 (1日)

 シンガポール系調査会社モメンタム・ワークス(Momentum Works)によると、中国のコンビニ最大手である美宜佳(メイイージアー=Meiyijia)が東南アジア市場に進出し、ベトナムとマレーシアに新ブランド「オーミー(...

4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに読みたい記事9選 (4/30)

 今から51年前の1975年4月30日、サイゴンの南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の正門に2台の戦車が突入し、サイゴンが陥落しました。これにより、長く続いたベトナム戦争が終結しました。 ...

ホーチミン:メトロ2号線延伸や新行政センターなど一斉起工 (4/30)

 ホーチミン市で29日、南部解放・南北統一51周年(1975年4月30日~2026年4月30日)を記念し、重点4事業の一斉起工式や、カンゾー国際積み替え港プロジェクトの投資家承認決定の交付式が開催された。  これらの...

ベトジェットエア、ハノイ~静岡線を運航開始 週3往復 (4/29)

 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は28日、ハノイ市と静岡県を結ぶ初の直行便を就航した。  同日に静岡空港で開かれた記念式典に

ホーチミン:南部解放記念日の花火で4月30日夜に交通規制 (4/29)

 ホーチミン市警察交通警察部(PC08)は、51周年を迎える南部解放記念日(1975年4月30日~2026年4月30日)を祝う花火の打ち上げに伴い、4月30日(木)の夜に市内の複数の道路で交通規制を実施すると発表した。 中心...

世界最大の水族館が誕生へ、ハロンの巨大海洋都市に建設 (4/29)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)の子会社で住宅開発最大手ビンホ

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved