ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ニャチャン:また集団食中毒が発生、小学5年生の女児が死亡

2024/04/08 03:22 JST配信
(C)VTV
(C)VTV
  • ニャチャンで相次ぐコムガー食中毒
  • 小学5年生女児が搬送途中で死亡
  • 複数学校で集団食中毒、数十人が入院

南中部地方カインホア省ニャチャン市のビンチュオン小学校(truong tieu hoc Vinh Truong)で5日朝、5年生の女児が朝食後に体調不良を訴え、病院への搬送中に死亡した。また同日には、市内の他の学校でも集団食中毒が発生し、数十人の生徒・児童が入院した。

 死亡した女児D・N・B・Tちゃんは、外で朝ご飯を食べてから登校。その後、食中毒のような症状を発症して、カインホア省総合病院に緊急搬送されたが、病院に到着する前に容体が急変して死亡した。同校では同日、この女児の他にも腹痛と下痢を訴えた児童が病院に搬送された。

 Tちゃんがコムガー(チキンライス)を食べた後に死亡したとの情報は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で瞬く間に拡散され、ビンチュオン小学校の校門前には、心配した多くの父兄が子供を迎えに殺到した。

 この日、食中毒騒動があったのはビンチュオン小学校だけではなく、同じ地区にある他の小学校と中学校でも集団食中毒が発生。生徒・児童らはいずれも外で朝食を摂ってから登校し、その後に体調不良を訴えていた。

 地元当局によると、死亡したTちゃんを除く、搬送された生徒・児童の大半は軽症とのこと。食中毒を発症した生徒・児童らはいずれも朝食にコムガーを食べたと話している。なお、死亡したTちゃんは心臓病の持病を患っており、詳しい死因は判明していない。

 警察と自治体は現在、学校の協力を得て、食中毒発生の原因などを調査している。最近、ニャチャン市ではコムガーが原因とみられる集団食中毒が相次いでおり、関連性なども疑われている。なお、当初は朝食にコムガーを食べたとされていたTちゃんだが、その後の調査で校門付近にある露店で寿司を食べてソフトドリンクを飲んでいたことが確認された。

[Tuoi Tre 11:42 05/04/2024 U].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
訪越の露プーチン大統領補佐官、ラム書記長と会見 (6:38)

 トー・ラム書記長は16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の補佐官で、同国の海洋評議会議長を務めるニコライ・パトルシェフ氏と会見した。同氏は15日から18日までの日程でベトナムに滞在している。 ...

ビエンホア空港のダイオキシン除染、熱処理システム着工 (6:02)

 東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港で15日、ベトナムと米国の両政府の協力によるダイオキシン(枯葉剤)除染プロジェクトで除染が完了した土地の引き渡し、ダイオキシン熱処理システムの着工、障がい者の生活の...

世界技術革新力ランキング、ベトナムは44位 低中所得国2位 (5:57)

 2025年の世界技術革新力ランキング(Global Innovation Index=GII)によると、ベトナムはスコアが37.1で、世界139か国・地域中44位となった。  低中所得国の中ではインドに続いて2位、東南アジア・東アジア...

「おかけになった電話は…」の音声案内で知られる「国民的声」の主 (14日)

 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親しまれ、電話がつながらなかったときに流れる「おかけになった電話は…(Thue bao quy khach vua goi...)」とい...

高収益企業トップ500、ベトテルが1位に浮上 (5:28)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)が発表した「収益が高いベトナム企業トップ500(PROFIT500)」の2025年版で、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)がペトロベ...

25年8月の訪日ベトナム人6.1万人、8月として過去最高を記録 (4:45)

 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年8月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+16.7%増の6万1200人で、8月として過去最高を記録した。  1~8月期では、前年同期比+10.4%増の47万9300人となっ...

25年8月の対日貿易収支、1271億円の黒字 前年同月比▲0.1%減 (4:15)

 日本の財務省が発表した2025年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比▲0.1%減の1270億5400万円の黒字だった。  日本からベトナムへの輸入額は前年同月比+11.0%増の2335億7700...

ソーシャルワイヤー、システム開発子会社MK1の出資持分65%譲渡 (3:02)

 インフルエンサーPRやリリース配信サイト「@Press(アットプレス)」などを手掛けるソーシャルワイヤー株式会社(東京都港区)は16日、連結子会社であるMK1テクノロジー・ベトナム(MK1 TECHNOLOGY VIETNAM、ハノイ...

「にいがたベトナムフェスティバル」、10月4日・5日開催 (2:24)

 新潟県は、10月4日(土)・5日(日)の両日、「にいがたベトナムフェスティバル2025」を新潟駅南口広場で開催する。開催時間は10時00分から17時00分まで。  同イベントは、新潟県民にベトナムの文化に触れ親し...

ベトナム、初のAI法を発表へ 年末めど (17日)

 政府は、人工知能(AI)を国家戦略の柱と位置づけ、2025年末をめどに国家AI戦略の改定版とベトナム初のAI法を発表する方針だ。  AIを国の知的インフラとして、持続可能な発展や国家競争力の強化、国民の生活...

ベトナム、米国による12種類の漁業認定拒否に再考要請 (17日)

 グエン・ホン・ジエン商工相は15日、米国のハワード・ラトニック商務長官宛てに書簡を送付し、米商務省(DOC)および商務省傘下の海洋大気庁(NOAA)が、12種類の漁業について米国の海洋哺乳類保護法(MMPA)に基づく...

ビンEVタクシー、インドネシア2都市目でサービス開始 (17日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・

フエ:ボトルや缶のデポジットモデル試行、東南アジア初 (17日)

 世界自然保護基金(WWF)ベトナムとフエ大学傘下の科学大学は14日、北中部地方フエ市で「デポジットリターンシステム(Deposit and Return System=DRS)」試行モデルを発表した。これは、WWFノルウェーのベトナム...

ジェトロ「ベトナム経済セミナーin山形」、10月3日開催 (17日)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)山形は、10月3日(金)の日本時間15時00分から16時30分まで、駐日ベトナム大使館との共催により「ベトナム経済セミナーin山形」を開催する。  同セミナーでは、ファム・クアン・ヒ...

ベトナム、WTOの違法漁業補助金禁止協定を受諾 111か国で発効 (17日)

 ベトナムは15日、スイスの世界貿易機関(WTO)本部で、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)につながる補助金の禁止などを定めた「漁業補助金に関する協定(漁業補助金協定)」の受諾書を正式に寄託した。  これ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved