ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

「働くことが生きがい」SNSで話題の65歳女性配達員

2024/07/13 10:12 JST配信
(C) dantri
(C) dantri 写真の拡大.
  • SNSで動画拡散、尊敬のコメントが多数
  • 最大の財産は仕事の相棒である古いバイク
  • 不幸だと感じたことはなく仕事が生きがい

年をとっても子供や孫には迷惑をかけたくないと、グエン・ティ・ゴック・アインさん(女性・65歳)は昼夜を問わずバイクを走らせ、生計を立てている。骨折するような事故にも何度も遭ったが、それでも仕事は辞めない。

 SNSで最近、女性シッパー(配達員)が、小額の紙幣を一枚一枚、ビニール袋に丁寧に入れる様子を映した動画が拡散された。

 50万回近く再生されたその動画には、数万件のリアクションがあり、高齢にもかかわらず自分で生計を立てていることに尊敬の念を示すコメントが多い。実際にこの女性に配達してもらって話をしたこともある、と経験談をシェアする人も少なくない。

 動画の女性、アインさんは、ホーチミン市ビンタイン区グエンバーザオ(Nguyen Ba Giao)通りに住んでいる。自分が世間の注目を集めていることに驚きつつ、ここ数日、多くの人が助けに来てくれたと語った。年を取り、テクノロジーには疎く、SNSも使わないため、なぜこんなにも多くの見知らぬ人が自分のことを知っているのか理解できなかったという。

 配達の仕事をして20年余りになる。以前はビンタイン区で小さなボットチエン(揚げ米餅の卵とじ)屋を営んでいた。しかし商売はうまくいかず、店をたたんでバイクタクシーのドライバーをし、近年は配達の仕事をしている。

 夫を亡くしてからは、子供や孫には迷惑をかけたくないと、1人で生きていくことにした。毎日8時には仕事を始め、帰宅は20時ごろ。1日の収入は約20万~30万VND(約1270~1910円)で、ここからガソリン代や食費、毎月の家賃160万VND(約1万円)が出ていく。

 「バイクを運転する仕事は、年を取ると、特に重い物を運ぶときに大変です。何度転んで、手や足を骨折したでしょうか。でも回復すれば仕事に戻ります。私の年齢を見て、お代を多く渡してくれるお客さんもいます。とてもありがたいです」とアインさんは言う。

 本来なら、リタイアしてゆっくり過ごすべき年齢だろうが、アインさんは毎日一生懸命、働いている。彼女が持つ最も大きな財産は、何十年もの仕事の相棒である古いバイクだ。

 そんなアインさんだが、不幸だと感じたことはなく、仕事が生きがいだという。「私にとっては、自分で稼ぐことが大切なんです。ブンボー(bun bo=牛肉の米粉麺)屋を開くのが夢でしたが、まだ資金が足りません。その夢を実現できないなら、働けなくなるまで配達員を続けるつもりです」とアインさんは話した。

[Dan Tri 06:00 07/07/2024, F].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
失業保険に関する新政令、障害者雇用の保険料免除など (15:42)

 雇用法における失業保険の詳細を規定する政令第374号/2025/ND-CP(2026年1月1日施行)には、障害者を雇用する雇用主に対する保険料の減免や、国家予算からの失業保険基金への支援メカニズムなど、多くの新しい規...

文化分野に国家予算の2%配分、ゲーム人材5000人育成へ (14:57)

 グエン・ホア・ビン副首相は25日に開催された全国会議で、決議第79号-NQ/TWおよび決議第80号-NQ/TWの実施方針を示し、政府が計230項目の行動計画を策定したと明らかにした。重点施策として、歴史教育ゲームを開...

ベトナム南中部と南部で季節外れの大雨、落雷や強風に注意 (14:15)

 国立水文気象予報センターによると、2月27日の昼から夜にかけて、ベトナム南中部の沿岸部と山間部および南部の広い範囲で、にわか雨や大雨を伴う雷雨が降ると予想されている。ベトナムは乾季の真っただ中だが、...

【特集】2025年ベトジョー記事アクセス数ランキング (22日)

 VIETJOベトナムニュースが2025年に配信した「特集」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:200年の歴史を有する毒ヘビ養殖村、高収入も危険と隣り合わせ

サン・フーコック航空、ハノイ/ホーチミン~ダナン線を就航 (13:22)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のサン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)は25日、ハノイ市およびホーチミン市と南中部地方ダナン市を結ぶ新路線をそれぞれ就航した。...

成人の約87%が銀行口座を保有、非現金決済は年+59%増 (13:16)

 ベトナム国家銀行(中央銀行)によると、18歳以上の成人の約87%が銀行口座を保有しており、2020~2025年の国家金融包摂戦略の最低目標である80%を3~8%pt上回った。また、成人の約71%が信用履歴情報を有して...

「富の神様の日」で宝飾店に徹夜の列、金の自動販売機も登場 (6:44)

 テト(旧正月)明けの旧暦1月10日(2026年は新暦2月26日)は「富の神様の日」にあたり、ハノイ市の宝飾店には、1年の幸運や商売繁盛を願って金を買い求める人々が徹夜で列を作った。また、ホーチミン市では、供え物...

ホーチミン:メトロ7号線、政治・行政センター直結にルート変更 (6:22)

 ホーチミン市人民委員会はこのほど、2040年までの旧トゥードゥック市開発計画の一部を調整し、トゥーティエム新都市区における都市鉄道(メトロ)7号線のルートを見直した。  最大のポイントは、市が整備を進...

海外組織の駐在員事務所設立で新政令、審査期間短縮など (5:25)

 政府はこのほど、海外の協力・研究組織によるベトナムでの駐在員事務所の設立および活動に関する政令第6号/2005/ND-CPを一部改正・補足する政令第62号/2026/ND-CPを公布した。同政令は2026年3月1日に施行される...

公安省傘下企業にも花火の製造許可、従来は国防省傘下企業のみ (5:15)

 政府はこのほど、花火の管理と使用に関する規定を含む複数の政令の一部条項を改正・補足する政令第58号/2026/ND-CPを公布した。同政令は3月15日に施行される。  これにより、これまで国防省傘下の企業にし...

日本政府、ラオカイ省の小・中学校校舎建設計画に13.3万USD供与 (4:31)

 ハノイ市の駐ベトナム日本国大使公邸で25日、日本政府による令和7年度(2025年度)草の根・人間の安全保障無償資金協力1案件の贈与契約署名式が開催された。  同案件の概要は以下の通り。 ラオカイ省バー...

ニイヌマ、フルーツトマトのスマートハウス竣工 スマート農業経.. (4:04)

 ニイヌマ株式会社(宮城県石巻市)とベトナム現地法人のニイヌマ・トモファーム(NIINUMA TOMOFARM、南中部地方クアンガイ省(旧コントゥム省))、西北部地方ディエンビエン省人民委員会は6日、令和6年度補正「グロ...

経産省、小規模実証・FS事業補助金でベトナム案件12件採択 (3:44)

 TOPPAN株式会社(東京都台東区)は、経済産業省から補助を受け、令和6年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業:二次公募)」に係る補助事業者について公募を行い、応募234件...

「Inno Vietnam-Japan Meetup」、ホーチミンで3月19日開催 (2:54)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)ホーチミン事務所は、3月19日(木)のベトナム時間14時00分から17時00分まで(日本時間16時00分から19時00分まで)、ベトナム展開を考える日本のスタートアップやその投資家・支援機関向...

テトの航空需要が過去最高に、タンソンニャットは1日18万人超 (26日)

 2026年のテト(旧正月)の繁忙期に、航空市場は大幅な伸びを記録した。ホーチミン市のタンソンニャット国際空港、ハノイ市のノイバイ国際空港、南中部地方ダナン市のダナン国際空港などの主要空港では、旅客・貨...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved