ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

高校生の無免許運転、警察が学校に立ち入り検査

2024/10/24 05:01 JST配信
  • 排気量50cc超のバイクの無免許運転多数
  • 生徒のバイク事故が後を絶たず
  • 生徒の交通秩序と安全確保の取り組み強化

ホーチミン市交通警察はこのところ、地域警察と連携し、複数の高校や職業訓練センターなどの駐輪場で立ち入り検査を行っている。  

 結果、排気量50ccを超えるバイクや電動バイクの無免許運転が多数確認された。  

 立ち入り検査後、無免許運転の事実を隠そうと、免許保有者にバイクを学校から引き取るよう依頼する生徒も多かったが、交通警察は予め撮影しており、運転者を特定していた。  

 交通警察のこの行動は、生徒のバイク事故が後を絶たない現状から、国民の支持を得ている。  

 「年齢が満たないにもかかわらずバイクに乗り、ヘルメットもかぶらず2~3人で道を占有して走行することは、生徒の命にかかわること。交通警察は、彼らの命を守りたいがために学校で罰金を科し、生徒が不適切な手段で家に帰ることのないようにしている」とある人は交通警察の行動を評価する。  

 しかしながら交通警察に、学校の駐輪場にまで立ち入って検査し、無免許であるとして罰金を科す権限があるのか、また学校の駐輪場にバイクを置いているだけでは違反に該当しないにもかかわらず、なぜ罰金を科すことができるのか、と疑問を呈す向きもある。  

 2023年12月21日付けの首相指示第31号/CT-TTgでは、新たな状況における生徒の交通秩序と安全確保のための取り組み強化を指示している。この中で首相は公安省に対し、郡レベル警察は高校と、村レベル警察は小中学校と連携して、学校内の駐輪場や校門周辺における生徒の利用する交通手段の点検を求めている。

 その後、2024年9月27日に公安省交通警察局は、首相指示第31号を引き続き推進し、生徒の交通安全対策を強化していくと発表した。ホーチミン市交通警察局の活動はこれに基づくもので、交通警察は事前に校門前で撮影しており、証拠は十分にあるため罰金を科すことができる。また、交通警察が学校内の駐輪場に立ち入って検査を行っていることは、衝突などがあった場合に危険から生徒を守るためで、学校側の責任を示すためのものでもある。

[Nguoi Lao Dong 10:11 21/10/2024, F].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
サンG、フーコック島で国内初の軽量軌道交通路線を着工 (17:57)

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)で着工した。同事業は2027年にフーコック島で開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に対応する...

IQが高い国、ベトナムは世界27位 中国や台湾が同率1位 日本5位 (14:55)

 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した知能指数(IQ)に関する報告書(Countries by IQ - Average IQ by Country 2025)によると、ベトナ

ホーチミン:タクシーの7割以上が電動化、インフラ整備も加速 (14:25)

 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で、全体の71%を占めている。旅客輸送分野におけるグリーン車両への転換が急速に進んでいる。  同市建...

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

未就学児向け日本語・中国語・韓国語教育を試験導入へ (13:36)

 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」を承認する決定第2732号/QD-TTgに署名した。  同計画によると、2025~2030年にASEAN諸国の言語教育プ...

ホーチミン市国家大学、初の女性学長が誕生 富山大で博士号取得 (13:04)

 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・タイン・マイ教授がこのほど学長に昇進した。同大学では初の女性学長となる。  マイ女史は1974年生まれ...

通信大手VNPT、AI専門会社「VNPT AI」を設立 AI戦略を強化 (13:02)

 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VNPT AI」を設立した。  VNPTのフイン・クアン・リエム社長は式典で、VNPT AI設立の狙いについて、グル...

ロンタイン国際空港、初の旅客便を受け入れ 第一副首相が搭乗 (6:52)

 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初の民間旅客便は、全日空ANAが出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム

ビングループ、ハノイでオリンピック都市区着工 投資総額5.5兆円 (6:05)

 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノイ市で計画されているオリンピックスポーツ都市区建設案件を着工した。式典には、ファム・ニャット・ブオン

南北高速道路、北端ランソン省から南端カマウ省までが一本で開通 (5:37)

 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマウ間高速道路(約110km)などが暫定開通したことで、東北部地方ランソン省フウギ国境検問所から国内最南端カ...

衣料ストライプ、「earth music&ecology」などベトナム初出店 (4:18)

 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VIETNAM、ハノイ市)は6日、ハノイ市タイホー街区にある大型ショッピングモール「ロッテモール・ウエストレイ...

阪急阪神不動産とシーアールイー、ハイフォンで物流倉庫を竣工 (4:09)

 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企業セムコープ・デベロップメント(Sembcorp Development)と共同でセムコープ・インフラ・サービシズ(Sembco...

ホーチミン:プロ選手養成のピックルボールアカデミー開校 (3:15)

 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。ピックルボールは国内で急速に普及しており、コミュニティにおけるトレンドから体系化されたトレーニングプ...

ホットヨガのLAVA、ハノイ進出 複合フィットネススタジオ開業 (2:45)

 日本全国に700店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」などを運営する株式会社LAVA International(東京都港区)は1日、ベトナム国内2店舗目となる大型複合フィットネススタジオ「ラバ・25フィット・ザンボー(LAVA×...

ホーチミン:路線バス車掌が車内をクリスマスデコ、SNSで話題に (20日)

 ホーチミン市の路線バスで車掌として働くダン・カム・トゥーさん(女性・30歳)は、クリスマスの雰囲気を乗客に楽しんでもらうため、職場である路線バスの車内をクリスマスの装飾でにぎやかに飾り付けた。さらに...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved