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- 当時熾烈を極めていたベトナム戦争に反対
- ベトナム人民の平和を支持する目的
- 戦争反対とベトナム支援を世界に呼びかけ
今から55年前の1969年1月18日、スイスの3人の若者がフランス・パリのノートルダム大聖堂の最も高い塔の屋根に登って、南ベトナム解放民族戦線の旗をはためかせた。当時熾烈を極めていたベトナム戦争に反対し、ベトナム人民の平和を支持する目的で行ったパフォーマンスだった。
その3人のうちの2人であるオリビエ・パリオー(Olivier Parriaux)氏とベルナール・バシュラール(Bernard Bachelard)氏が訪越し、18日にホーチミン市プレスセンターで当時を振り返った。
塔に登ったのはバシュラール氏で、パリオー氏は計画立案とサポートを担当。もう1人のメンバーのノエ・グラフ(Noe Graff)氏は運転手と見張り役だった。
パリオー氏によると、ジョンソン米大統領が1968年3月に北爆の停止を発表し、パリで和平会談を行うとのニュースを聞いた時、3人の若者(当時24~26歳)は、南ベトナム解放民族戦線の国際的な認知につながる祝うべき出来事だと考えた。これを記念する印象的な方法として、ノートルダム大聖堂に旗を立てることを思いついたという。
彼らは30時間余りをかけて計画を実行した。この映像は、戦争反対とベトナムへの支援を世界に呼びかける強力なシンボルになった。