ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

原発1か所の運用に大卒人材1200人必要、商工省

2025/01/06 17:14 JST配信
(C) tienphong
(C) tienphong 写真の拡大.
  • 原子力科学技術人材が質・量ともに不足
  • 関連法規の学位取得者やR&D専門家も必要
  • 他国と人材育成や研究で協力推進する必要

商工省は2日、原子力発電計画に従事する人材の育成をテーマとする会議を開いた。同省科学技術部のリー・クオック・フン部長は、現在のベトナムには原子力科学技術人材が質・量ともに不足していると明らかにした。

 国際原子力機関(IAEA)やフランス電力会社(Electricite de France=EDF)などの勧告によると、出力2000MW(原子炉2基)の原発に必要な人材は、中等~高等教育を受けた人が約1000人とされる。

 ベトナムの場合、技術移転を受けて1か所の原発を安全に運用・維持管理するためには、大卒人材が約1200人(準備段階で約100人、入札段階で約140人、建設・運営段階で約960人)必要とみられている。

 1200人の内訳は、◇プロジェクト管理:360人、◇メンテナンス・技術サポート:300人、◇外部サービスの提供:152人、◇原子炉の運転・操作:140人、◇放射線防護・安全管理:60人、◇安全・品質保証:18人、◇原発管理:10人、◇その他のサポート:160人。

 さらに原子力産業発展国の経験から、原発の運営に直接携わる人に加えて、原子力関連法規の修士号・博士号取得者、研究開発(R&D)専門家、燃料サイクル専門家など約350人が必要だとされている。

 フン部長は原発産業向けの人材を確保するために、各大学で専門家育成プログラムを策定するとともに、原発分野で経験のある国と人材育成や研究で国際協力を推進する必要があるとの考えを示した。

[Tien Phong 16:57 02/01/2025, O].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
食品虚偽広告事件、ミスコン優勝者ら人気インフルエンサーに禁固刑 (5:33)

 成分を偽装した野菜キャンディ「ケラ(Kera)」の製造と顧客に対する詐欺の事件で、ホーチミン市人民裁判所は19日、人気インフルエンサーを含む5人の被告に有罪判決を下した。  被告らは2024年から、「ケラ」...

地場シンクゾーン、大人向け音楽教育スタートアップに出資 (5:17)

 地場ベンチャーキャピタル(VC)のシンクゾーン・ベンチャーズ(ThinkZone Ventures)は、音楽教育スタートアップのサニーデイズ・ピアノ(Sunny Days Piano)への出資を発表した。今回の投資は、同社が10月に立ち上...

ハノイ国家大学で分析開発教育センター開所、日越が連携 (4:12)

 ハノイ市のベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)ホアラックキャンパスで18日、分析開発教育センター(分析R&Eセンター)の開所式が開催された。開所式には、日越双方から大学や政府機関、企業の関係者など多...

ハノイ郊外の2つのトンネル、軍幹部をかくまった地下要塞 (16日)

 フランス軍との9年間におよぶ抗戦中、ハノイ市の旧ドンアイン郡ナムホン村(現在のフックティン村)と旧タインオアイ郡タムフン村(現在のタムフン村)の住民たちは、戦火から村を守り、また軍幹部をかくまいながら...

AZEC日越ハイレベル会合、エネルギー協力推進へ (4:01)

 在ベトナム日本国大使館とベトナム商工省は17日、「第4回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)日越ハイレベル会合」を共催した。  会合は、伊藤直樹駐ベトナム日本国大使とグエン・ホアン・ロン商工次官が...

広島県、カントー市と環境・エネルギー産業分野の協力協定を再締結 (3:10)

 広島県は10月28日、南部メコンデルタ地方カントー市との間で、環境・エネルギー産業分野における協力協定を再締結した。  これは、省・市再編に伴い、これまで環境浄化産業分野における協力協定を締結して...

ホーチミン:グリーン製品・サービス展、11月25日から開催 (2:34)

 ホーチミン市貿易投資促進センター(ITPC)によると、11月25日(火)から30日(日)まで、同市のグエンフエ(Nguyen Hue)通りで、「人工知能(AI)とテクノロジー4.0の発明・革新」をテーマに、「第3回ホーチミン市グリ...

ハノイ:過去最大規模のインフラ事業「ホン川景観大通り」着工へ (20日)

 ハノイ市人民委員会は、「ホン川(紅河)景観大通り」の建設プロジェクトについて、12月19日に着工し、ベトナム共産党創立記念日100周年の2030年2月3日の完成を目指す方針を示した。  同プロジェクトは投資総...

25年10月の訪日ベトナム人5.3万人、10月として過去最高を記録 (20日)

 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年10月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+4.4%増の5万3200人で、10月として過去最高を記録するとともに、7か月連続で単月過去最高を更新した。  1~10月...

フーコック国際空港、ベトナム空港社からサン空港社に引き渡し (20日)

 南部メコンデルタ地方アンザン省人民委員会とベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)、南部空港局(SAA)、観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のサ

ダナン三日月リゾートが第2期着工、15階建てホテル棟など建設 (20日)

 南中部地方ダナン市にある「ダナン三日月ジャパニーズリゾート&スパ(Da Nang - Mikazuki Japanese Resort & Spa)」は18日、プロジェクト第2期の起工式を開催した。  スパ&リゾートホテルを展開するホテル...

ベトジェットエア、年末・テトに向けて運賃100%割引キャンペーン (20日)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、年末とテト(旧正月)のホリデーシーズンに向けて、11月24日(月)から30日(日)まで、すべての路線の航空券を対象に、

神戸港、ロンアン港と航路拡大や人材育成などで連携 (20日)

 兵庫県神戸市にある神戸港は17日、南部地方タイニン省(旧ロンアン省)のロンアン港との間で、航路拡大や人材育成などの分野について基本合意書(MOU)を締結した。  ロンアン港は、2023年にコンテナの取り扱い...

ラム書記長、スロバキア国防相と会見 国防・経済協力拡大 (20日)

 トー・ラム書記長は18日、ベトナムを公式訪問中のスロバキアのロベルト・カリニャーク副首相 兼 国防相と会見した。  ラム書記長は、今回の訪問は両国の外交関係樹立75周年(1950年~2025年)の節目に当たり...

エースコックベトナム、人気商品ハオハオのプレミアム版を発売 (20日)

 エースコックベトナム(Acecook Vietnam)は15日にホーチミン市のイオンモール・タンフーセラドンで開催されたイベントで、主力商品「ハオハオ(Hao Hao)」の高級版となる新商品「ハオハオ・プレミアム(Hao Hao Pr...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved