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- 市の各種コンテストで入賞した中高生対象
- AIに関する知識を補強する補習プログラム
- 才能を発見・育成、科学技術の発展に貢献
ホーチミン市科学技術局は23日、市の各種コンテストで入賞した中高生200人超を対象とした、人工知能(AI)に関する知識を補強する補習プログラムを開催した。
市の中高生を対象に初めて実施するAI補習プログラムで、若い才能を早期に発見・育成し、持続可能かつ革新的な科学技術の発展に貢献することを目的としている。
対話型AIチャットボット「ChatGPT」をはじめ、自動運転、ロボット、顔認識、文章や詩の作成、作曲や絵画まで、様々な分野でAIが活用されるようになっていることを踏まえ、生徒との対話の中で、同市科学技術局のラム・ディン・タン局長は、「AIは日々、世界を変えている」と述べ、「皆さんは、この素晴らしい世界を探求するために選ばれた若き才能だ」と強調した。
タン局長によると、このAI補習プログラムは、意欲に溢れる中高生のために特別に設計されたもので、全12回の授業を通じてAIの理解を深めるだけでなく、チームワークや創造的思考を養い、テクノロジー分野における将来の進路を見定めることができるとし、「今日ここにいる生徒の中から、有名な科学者やプログラマー、AIクリエイターが生まれるかもしれない」と期待を込めた。
今回選抜された生徒は203人で、うち113人が高校生、90人が中学生となっている。充実した内容と信頼のある講師が参加する今回のAI補習プログラムが、今後の市全域でのAI教育拡大に向けた布石となることが期待される。