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- 保健省とIOMベトナム事務所が協力
- 年中無休、24時間体制、完全無料で提供
- 児童保護のホットラインとしても機能
保健省は、国際移住機関(IOM)ベトナム事務所と協力し、英国内務省の資金援助を受けて、「人身売買防止に関する国家電話ホットライン111」を正式に開設した。
グエン・チー・トゥック保健次官によると、同ホットラインは、保健省が公安省や国防省、外務省、ベトナム女性連合会、国際機関と緊密に協力して運営するもので、通報や情報の受信、被害相談・支援、法的知識や予防スキルの提供を担う。
また、被害者の早期安定と社会復帰に必要なサービスを結びつける役割も果たす。年中無休、24時間体制で、完全に無料で提供される。
実際には、同ホットラインは運営開始からすでに12年が経過しており(当初はJICAの支援プロジェクトとして開始)、これまでに3万0170件の通話を受信・処理し、人身売買の被害者および被害が疑われる計785人を救出・支援してきた。
同ホットラインの開設は、公共サービスを拡充し、特に脆弱な人々を対象に実用的で迅速かつアクセスしやすい支援を提供するだけでなく、ベトナムが人権保護に取り組み、「誰一人取り残さない」決意を示すものでもある。
現在、111番は児童保護に関するホットラインとしても機能しており、全国の児童虐待や権利侵害事例の受信・処理・支援も行っている。