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手話で注文、聴覚障がい者が生き生きと働くハノイのカフェ

2024/11/03 10:05 JST配信
(C) baotintuc
(C) baotintuc

 フロウィーの魅力は、若々しく居心地の良い空間だけでなく、個性的なドリンクにもある。かき氷のフレッシュな甘さとリキュールの香り高くマイルドな辛さがバランスよく組み合わさったピンスをはじめ、クリエイティブでユニークなレモンコーヒー、オレンジコーヒー、ティラミスコーヒーなどのオリジナルドリンクも楽しむことができる。

 当初のアイデアでは、アイスクリームにリキュールを組み合わせたメニューを開発しようとしていたが、試作した結果、フレッシュな果物のかき氷に様々な種類のリキュールを組み合わせたメニューが誕生した。

 「パンダンリーフ味やスイカ味などのピンスを作るのは簡単そうに見えますが、初めの2か月は毎日午後6時から午前0時まで皆で集まり、かき氷とリキュールの最適な組み合わせのレシピを模索していました。そしてようやく、フロウィーならではの独特でユニークなメニューが完成しました」とハオさん。

 オープンしてまだ日は浅いが、多くの客がこのカフェを訪れている。客層は多様で、スタッフの身内や友人のほかに外国人もおり、若者や聴覚障がい者が多い。そして、多くの若者や子供たちが、ドリンクのおいしさを「フラワー」たちに伝えたいと、挨拶と感謝を表す手話を教えてほしいとハオさんたちにたずねるのだという。

 ハオさんたちにとっては思いがけないことだったが、これをきっかけにカフェでは今後、無料の手話のワークショップを開催し、カフェのスタッフたちが手話を教える予定だ。

 「以前は、聴覚障がい者のスタッフはカフェで働いても本来の自分の力を発揮できず、フラストレーションを感じてしまうのではないかと思っていました。でも、スタッフは皆、とても自然にお客様と接しています。『フラワー』たちは私やお客様に、聴覚障がい者は小さく哀れな存在ではなく、むしろダイナミックで若々しい存在であることを教えてくれて、ここを訪れる多くの人にポジティブなエネルギーを与えてくれているんです」とハオさんは語った。

 現在、フロウィーは店内飲食とテイクアウトのみのサービスを提供しているが、近くオンラインデリバリーを開始し、さらにホーチミン市にも新店舗をオープンする予定だ。

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