ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

W杯アジア最終予選第3戦目、ベトナム代表は終了間際の失点で中国代表に2-3惜敗

2021/10/09 10:14 JST配信

 FIFAワールドカップ・アジア最終予選は10月7日(ベトナム時間10月8日)にグループBの第3戦目、中国代表とベトナム代表の試合が中立国UAEのシャル―ジャ・スタジアムで行われ、ベトナムが2-3で敗れた。2点ビハインドから追いついたベトナムだったが、相手のエース武 磊(ウー・レイ)に終了間際に勝ち越し弾を許し、痛い敗戦となった。これでベトナムは3連敗で同組最下位に転落。一方の中国は同予選初勝利で最下位を脱出した。

 ともに2連敗同士のこの試合、予想通り両チーム慎重な立ち上がりを見せて、前半は中盤でのつぶし合いが続いた。フィジカルで勝る中国は、ロングボール中心の単調な攻撃。一方のベトナムは細かくパスを繋ぎながら、打開を図ったが、どちらも決定力に欠き、前半をスコアレスで折り返す。

 後半の立ち上がりもスローな展開だったが、53分に浮き球のパスからFWウー・レイが裏に抜け出し、中国がビッグチャンスを迎える。ベトナムはGKブイ・タン・チュオンが一旦はシュートを止めたものの、こぼれ球をFW張 玉寧(チャン・ユーニン)に押し込まれて失点。

 ここから、中国は自陣に引いてカウンター狙いのスタイルに移行。1点を追うベトナムは前に出てゴールを狙わなければならなくなった。流れを変えたいベトナムはここから積極的に選手交代のカードを切る。しかし、これが裏目に出て、途中出場の若手DFグエン・タイン・ビンがFWウー・レイの動きを抑えきれず、75分に中国が追加点。

 このままでは終われないベトナムも終盤に決死の猛攻を見せる。80分には、MFグエン・ホアン・ドゥックのパスを受けた途中出場の右SBホー・タン・タイが巧みなボールさばきで相手をかわしてシュート。これが決まり、ベトナムが1点を返す。

 尚も攻めるベトナムは90分、途中出場のFWグエン・コン・フオンのパスを中央で受けたMFグエン・クアン・ハイが相手守備陣の裏を狙ってスルーパス。これに反応したFWグエン・ティエン・リンが落ち着いて流し込み、ベトナムが土壇場で同点に追いつく。このまま試合を終えたかったベトナムだったが、94分、スペインでプレーするFWウー・レイに再びゴールをこじ開けられる痛恨の被弾。試合はこのまま2-3でホイッスル。ベトナムにとって最終予選での史上初の勝ち点1は、あと一歩のところで指の隙間から零れ落ちた。



※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+

[2021年10月8日 ベトナムフットボールダイジェスト+].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
イーレックス、ビナコミンと石炭火力2基目でバイオマス混焼試験 (3:51)

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、国営ベトナム石炭鉱産グループ(ビナコミン=TKV)傘下のビナコミン電力[DTK](Vinacomin - Power Holding C

ハノイ:大晦日に市内6か所で打ち上げ花火 (2:52)

 ハノイ市は、2026年の新暦正月の1月1日(木)および旧暦元日に当たる2月17日(火)を祝う打ち上げ花火の実施を計画している。  まずは新暦正月の打ち上げ花火として、2025年12月31日(水)の午後11時45分から15分...

ベトナムの25年EC市場規模、成長率で世界トップ10入り (24日)

 商工省によると、2025年の電子商取引(eコマース=EC)市場規模は前年比+25%増の約310億USD(約4兆9000億円)となる見通しだ。小売売上高に占める比率は約11%で、デジタル経済全体の約3分の2を占めるなど、ベトナ...

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

ベトナム企業、ピエール・カルダンのカナダ事業を買収 (24日)

 イーモール・ベトナム(Emall Vietnam)はこのほど、フランス発祥のファッションブランド「ピエール・カルダン」のシューズ部門「ピエール・カルダン・シューズ(Pierre Cardin Shoes)」のカナダ事業を買収した。 ...

ブラジル、ベトナムと特恵貿易協定(PTA)交渉開始 (24日)

 ブラジル政府は20日、同国のフォス・ド・イグアスで開催されたメルコスール(南米南部共同市場)首脳会合で、ベトナムとの間で特恵貿易協定(PTA)交渉を開始したと発表した。議長国を務めるブラジルのマウロ・ヴィ...

ホーチミン:顔面の巨大腫瘍切除手術に成功、チョーライ病院 (24日)

 ホーチミン市チョーライ病院は18日、男性患者の顔面にできた重さ950gの腫瘍の切除手術に成功したと発表した。腫瘍は顔面と耳の外見に深刻な影響を与え、圧迫による難聴も引き起こしていた。術後の患者の健康状...

ハノイ:無人航空機で医薬品輸送、試験飛行を実施 国内初 (24日)

 ハノイ市のドゥックザン総合病院は20日、直線距離で約8km離れたザーラム総合病院まで無人航空機(UAV)を使って医薬品を輸送する試験飛行を実施した。  ドゥックザン病院は、ハノイ市人民委員会から医療目的...

ホーチミン:メトロ2号線、約200m延伸 メトロ1号線と接続 (24日)

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)について、路線計画および関連施設の位置の調整方針を承認した。調整後のメトロ2号線は、ベンタイン駅側に約200m延伸し、メト...

商工省、トレーサビリティ管理システム運用開始 (24日)

 商工省は23日、製品情報の透明化や消費者保護、企業の持続的発展の支援を目的として、公式ウェブサイト<www.verigoods.vn>でトレーサビリティ管理システムの運用を開始した。  同システムは

ホーチミン:豚肉を化学薬品で「牛肉」に偽装、7人逮捕 (24日)

 ホーチミン市警察は、豚肉を化学薬品で加工し、「牛肉」として販売していた大規模な偽装食肉の製造・流通ルートを摘発したと発表した。  同ルートの7人が食品の偽装・販売容疑で逮捕された。このうち、レ・...

VIETJOベトナムニュース、2026年ベトナム祝祭日カレンダー公開 (24日)

 VIETJOベトナムニュースは、毎年ご好評をいただいております「ベトナム祝祭日カレンダー」の2026年版を公開いたしました。  このカレンダーは、ベトナム

ゲアン省:絶滅危惧種のアジアゴールデンキャットを初めて撮影 (24日)

 北中部地方ゲアン省のプーホアット自然保護区の責任者であるグエン・バン・シン氏は17日、生きた野生のアジアゴールデンキャット(ベトナム語名:ベオルア=Beo lua、学名:Catopuma temminckii)の姿をカメラト...

地場PC1グループ、日本ハイフォン工業団地の第2期を着工 (24日)

 北部紅河デルタ地方ハイフォン市で19日、日本ハイフォン工業団地(旧称:野村ハイフォン工業団地)の第2期の起工式が行われた。  同プロジェクトは、第1期の拡張事業にあたり、国内トップブランドの電力工事業者

進和、ベトナム現地法人をハノイに設立へ (24日)

 金属接合・産業機械関連商品・製品の販売などを手掛ける株式会社進和(愛知県名古屋市)は、ベトナム現地法人をハノイ市に設立する。  進和は、2000年に設立したタイ子会社の進和インテック(SHINWA-INTEC)と...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved