ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

W杯最終予選第4戦目、VARに泣かされたベトナムは敵地でオマーンに逆転負けで4連敗

2021/10/13 16:09 JST配信
(C) bongda+
(C) bongda+

FIFAワールドカップ・アジア最終予選は10月12日にグループBの第4戦目、オマーン代表とベトナム代表の試合がマスカットのスルタン・カーブース・スポーツコンプレックスで行われ、ベトナムが1-3で逆転負けを喫した。ベトナムはVARで2度のPKを取られるなど判定にも泣かされて4連敗。またしても勝ち点が奪えず、依然としてグループB最下位に沈んでいる。

 最終予選初出場のベトナムは、初の勝ち点と初勝利を目指して、この完全アウェイの試合に臨んだ。ベトナムは先週の中国戦からスタメンを4枚変更。中国戦で反撃の狼煙を上げるゴールを決めたDFホー・タン・タイを先発起用したほか、正GKには22歳の若手グエン・バン・トアンを大抜擢。中盤には怪我のMFグエン・トゥアン・アインに代えてMFファム・ドゥック・フイを起用、FWの一角にはグエン・コン・フオンが最終予選で初めて先発起用された。

 この大幅なメンバー変更でベトナムは序盤の連携にごたつきが見られ、立ち上がりから押し込まれる展開となる。15分にはペナルティエリアでの接触プレーに対し、VAR判定でオマーンにPKが与えられるが、これは相手キッカーが失敗して、ベトナムは事なきを得る。

 徐々に落ち着きを取り戻したベトナムはここから反撃を開始し、以降は一進一退の攻防が続く。39分には、右サイドを駆け上がったDFホー・タン・タイがスライディングでボールを奪うと、そのまま攻め上がりシュート。こぼれ球をFWグエン・ティエン・リンが押し込んでベトナムが先制する。ここで主審は再びVARで確認したが、無事にゴールが認められた。

 このまま1点リードで前半を終えたかったベトナムだが、セットプレーの流れから47分、FWアル・サブヒに見事なバイシクルシュートを決められ、前半を1-1で折り返す。

 後半に入ると、同点ゴールの勢いそのままにホームのオマーンが攻勢を仕掛ける。ベトナムは49分、CKからMFアル・ハルディに頭で決められて逆転を許すと、63分には再びペナルティエリアでの接触プレーからVAR判定でPKを取られて痛恨の3失点目。

 ゴールが必要なベトナムはここからフレッシュな選手を次々と投入して打開を図り、終盤には何度か惜しいチャンスも作ったが、ゴールを奪うには至らず、試合はこのまま1-3でホイッスル。

 これでベトナムは同予選4連敗となり、大陸間プレーオフ圏内の3位入りも既に絶望的な状況となるなど、厳しい戦いが続いている。なお、ベトナムは11月11日にホームで行われる第5戦目で日本代表と対戦する。



※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+

[2021年10月13日 ベトナムフットボールダイジェスト+].  © Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ホーチミン:市内初の「電子街」が10区に誕生 (8:26)

 ホーチミン市10区7街区人民委員会は25日、市内初となる「ニャットタオ電子街(pho chuyen doanh dien tu Nhat Tao)」のお披露目式典を開催した。  電子街は、ニャットタオ(Nhat Tao)通り、ビンビエン(Vinh V...

ベトナム共産党、序列4位の国会議長を解任 首脳解任相次ぎ異例.. (26日)

 ベトナム共産党中央執行委員会は26日に臨時会議を開き、本人からの希望を受けて、ブオン・ディン・フエ氏の政治局員・党中央執行委員・国会議長としての職を解任することを決定した。  中央執行委員会は解...

アップル製品の生産拠点数、ベトナムが世界4位 東南ア最多 (26日)

 米アップル社(Apple)がサプライチェーンの多様化に注力している中、依然として中国が同社最大の生産拠点となっているが、ベトナムでも生産拠点数が大幅に増えており、主要生産拠点の1つになっていることが同社...

10代で結婚、30代で孫の世話…連鎖する児童婚 (21日)

 他に人のいない家の中で、タオ・バン・ポーさん(男性・36歳)が子供をあやして泣き止ませようとしている。一見、ポーさんが自分の子供をあやしているのかと思いきや、実はこの子供はポーさんの「孫」だ。  ...

中国、南シナ海で3か月間の漁獲禁止を発表 ベトナム外務省が抗議 (26日)

 中国は、5月1日から約3か月間にわたり南シナ海での漁獲を禁止すると発表した。漁獲禁止が適用される範囲には、ベトナムが領有権を主張する南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)周辺海...

ハノイ:行政区再編計画を承認、ホアンキエム区の合併なし (26日)

 ハノイ市人民委員会は25日、2023~2025年の行政区再編計画を承認した。これにより、ホアンキエム区の合併はせず、郡レベル(郡・区・町=thi xa)の行政区の数を現在の30で据え置くことで一致した。  計画に...

授業料返還渋る英語学校エーパックス運営会社に56万円の罰金処分 (26日)

 国家証券委員会(SSC)は、情報公開規定に違反したとして、英語学校「エーパックス・リーダーズ(Apax Leaders)」を運営するエーパックス投資ホールディングス[IBC](Apax Holdings)に9

双日、地場SaaS企業のフィンベトに出資 (26日)

 双日株式会社(東京都千代田区)は、ベトナムで主流となっている家族経営を中心とした小規模小売店の受発注管理やキャッシュレス決済用のスマートフォンアプリなどを手掛けるSaaS企業のフィンベトテクノロジー(Fi...

三菱重工、ベトナム現地法人を設立 駐在員事務所の機能を大幅強化 (26日)

 三菱重工業株式会社(東京都千代田区)は、ベトナム現地法人「ベトナム三菱重工業(MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES VIETNAM)」を設立し、このほど本格活動を開始した。ハノイ市バーディン区に本社、ホーチミン市1区...

南北高速道路、カムラム~ビンハオ区間が開通 投資総額540億円 (26日)

 南北高速道路の東側路線建設工事の一部である南中部沿岸地方カインホア省カムラム~南中部沿岸地方ビントゥアン省ビンハオ(Cam Lam~Vinh Hao)区間が26日午前に開通した。  同区間は全長78kmで、官民パート...

国家ハラール認証センター設立、イスラム圏への輸出強化目指す (26日)

 科学技術省品質測定基準総局傘下の適合認証センター(Vietnam Certification Centre=QUACERT)は24日、国家ハラール認証センター(HALCERT)の設立発表式典を開催した。  ハラール認証は、「イスラム法の定め...

大同工業、ベトナム子会社を増資 生産体制整備 (26日)

 二輪車及び四輪車部品、産業機械部品などの製造・販売を手掛ける大同工業株式会社(石川県加賀市)は、同社が100%出資するベトナム子会社のD.I.Dベトナム(D.I.D Vietnam=DVN、北部紅河デルタ地方フンイエン省)...

半導体産業人材育成に1600億円投入へ、計画投資省報告 (26日)

 ファム・ミン・チン首相は24日にハノイ市で開催された「半導体産業人材育成に関する会議」で、半導体人材育成制度を整備し、優遇的かつ具体的な仕組み・政策を策定することを指導し、教育施設や実験室、製作所...

中国人率いる違法高利貸しルートの元締めに有罪判決、年利2346% (26日)

 南中部沿岸地方クアンナム省人民裁判所は25日、中国人率いる高利貸し・債権回収の取り立てルートの被告40人に有罪判決を下した。被告は、元締めの中国人3人と共犯のベトナム人37人。  ルー・ワン被告(37歳)...

ベトナムの「ロト6」で過去最高の当選額、賞金19億円 (26日)

 財政省傘下のベトナムコンピュータ宝くじ社(ベトロト=Vietlott)はホーチミン市で23日、数字選択式宝くじ「パワー6/55(Power 6/55)」の抽選で特賞(Jackpot 1賞)に当選した幸運な男性2人に当選金を授与した。賞...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2024 All Rights Reserved