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- ピックルボールは1965年に米国で誕生
- ベトナムではこの1年で急速に普及
- 女性インフルエンサーが人気の火付け役に
ピックルボールがベトナムで急速に普及し始めたのは、この1年程のこと。最近では、若い女性インフルエンサーたちの間で、カジュアルかつセクシーなピックルボールのファッションをソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で披露するのが流行っており、人気に拍車をかけている。
ピックルボールは1965年に米国で誕生した。テニスと卓球とバドミントンを掛け合わせたようなスポーツで、バドミントンコートと同じ広さのコートで板状のパドルを使い、穴あきのボールを打ち合う。競技人口は2023年時点で1300万人以上。マイクロソフト(Microsoft)の共同創業者のビル・ゲイツやNBAのスター選手であるレブロン・ジェームズなど、多くの著名人がピックルボール愛好家として知られる。
ピックルボールがベトナムに上陸して、まだ数年だが、誰でも気軽に始められるスポーツとして、この1年で急速に普及。ある統計によると、国内大都市を中心に約1万人の競技者がいるという。パドルもボールも軽量のため、怪我の心配が少ないのも人気の理由の一つとされる。また、テニスなどと比べると、お金もかからないので、若者を含めて幅広い年齢層に受け入れられている。
ベトナムで急速に競技人口を増やしているピックルボールだが、現時点では健康増進や流行りものとして側面が強く、本格的なスポーツとはみなされておらず、一部のプロ選手からも、高齢者と子供のスポーツと評されている。
なお、スポーツ局は近い将来、ピックルボールをトレーニング種目として組み込む方針で、国および国家機関として、この新しいスポーツの管理と発展を目指すとしている。