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日本経済新聞およびマークイット社が発表した2020年11月のベトナム・日経PMI(製造業購買担当者指数)は49.9で、前月の51.8から▲1.9ポイント低下した。
ベトナムのPMIは、2020年1月まで50以上を維持していたが、2月以降は6月を除くすべての月で50を割り、9月は3か月ぶりに50を上回って年初来最高を記録した。その後、10月と11月は再び低下した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と、相次ぎ上陸した台風や洪水の影響を受けて、生産量は小幅に減少したが、新規受注は小幅に増加した。
世界で新型コロナ禍が続き、海外からの受注数は引き続き減った。
また、前月に増加していた雇用と生産向け原材料の購買活動が共に減少に転じた。購買活動が減ったため、原料在庫と完成品在庫も減少した。
原材料不足により、原材料価格が引き上げられた。引き上げ幅は2018年8月以降で最高だった。生産コストが増えたことを受けて、メーカー各社の販売価格も引き上げられた。引き上げ幅は直近2年間で最も高かった。