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- ベトナムは89か国中49位、3ランクUP
- 前々回から「中位」グループを維持
- 世界トップは英国、日本は11位
米総合不動産サービス大手のジョーンズ・ラング・ラサール(Jones Lang LaSalle=JLL)が先般発表した「2024年版グローバル不動産透明度インデックス(GRETI)」によると、ベトナムのスコアは3.25(低い方が高順位)で、前回の2022年版から順位を3つ上げて世界89か国・地域中49位となった。
GRETIは、JLLがグローバルネットワークを活用して世界の不動産市場に関する情報を収集し、各市場の透明度を数値化した独自調査レポートで、2年に1度発表している。
2024年版では、世界89か国・地域を調査対象とし、投資効率や市場の基本原則、上場投資商品のガバナンス、法律規定、取引プロセス、持続可能性など計256要素を分析。
ベトナムは前々回の2020年版で、透明度が「低い」グループを脱出して初めて「中位」のグループ入りを果たしており、2022年版と2024年版でも「中位」のグループをキープした。
なお、2024年版のトップは英国(スコア1.25)。以下、◇2位:フランス(1.26)、◇3位:米国(1.34)、◇4位:オーストラリア(1.37)、◇5位:カナダ(1.49)、◇6位:オランダ(同)、◇7位:ニュージーランド(1.59)、◇8位:アイルランド(1.72)、◇9位:スウェーデン(1.77)、◇10位:ドイツ(1.79)などと続いた。
日本は11位(1.83)でトップ10入りならず。ベトナム以外の東南アジアを見てみると、◇13位:シンガポール(1.92)、◇32位:タイ(2.53)、◇33位:マレーシア(2.57)、◇40位:インドネシア(2.81)、◇45位:フィリピン(2.95)の順で続いており、ベトナムは東南アジア6番手だった。