今年ベトナムを訪れた外国人観光客は300万人を突破、ホーチミン市には200万人、ハノイには100万人の外国人観光客が訪れている。ベトナムが文化史跡と名勝にあふれる魅力的な観光地であることは確かだが、観光業の発展にはまだまだ努力が必要だ。
ホーチミン市からわずか200キロメートル弱のムイネーは、美しい海岸と赤い砂丘で有名だが、ホテルには空き部屋が目立つ。ここを訪れた観光客は、「ムイネーの景色も雰囲気も好きだけど、海で泳ぐ以外にすることがないから、長くは滞在できない。」と語る。ムイネーには観光客を引き止めるような娯楽施設がないのだ。
ムイネーのような地方の観光地に限らず、ホーチミン市ですら観光客向けのレストランやバー、娯楽施設は多いとは言えない。夜の自由時間に観光客はただ市内を歩き回っているだけということが多い。夜市も開かれてはいるが、観光客を惹きつけるにはいたらず、客のほとんどはベトナム人である。
外国人観光客の旅行時の平均支出について周辺諸国と比べると、タイへ訪れる観光客の場合は1200‐1500米ドル(約14万円‐17万円)、シンガポールの場合は1500‐2000米ドル(約17万円-23万円)。ベトナムは比較的裕福な旅行者でさえ、300‐700米ドル(約3万5000円‐8万円)とかなり劣っている。ベトナムは外国人観光客が300万人を突破したことに浮かれてはいるが、マレーシアには今年1600万人、シンガポールには700万人の外国人観光客が訪れている。外国人観光客をさらに惹きつけるためには娯楽施設の拡充が必要だ。

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