ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

「死ぬまでベトナムにいたい」宮本勇樹さん/日本語教師

2016/08/08 09:02 JST配信

ベトナムで人材紹介を行う JellyfishHR がお届けする在住日本人へのインタビュー。

今回は、ベトナムをこよなく愛し、ベトナム女性と結婚した、 日本語教師の宮本勇樹さん(30) の登場です。

ベトナムに来て丸2年、最近結婚したばかりで幸せいっぱいの宮本さん。日本では専門商社で働いましたが、日本語教師に転身。実際のベトナムでの生活から今後の夢まで、ざっくばらんに語っていただきました。

商社社員から日本語教師に転身したワケ

―― こんにちは!早速ですが、自己紹介をお願いします。

宮本: はい。宮本勇樹(みやもとゆうき)、30歳です。2014年にハノイに来て、丸2年になります。つい最近 ベトナム人女性と結婚 して、今は毎日楽しく生活してます!

―― 新婚さんなのですね、楽しそうで羨ましいです! 現在、宮本さんはどのようなお仕事をされているのですか?

宮本: UDICという実習生派遣会社で90%は日本語の先生として働いてます。「日本へ行って技術を学ぼう」という人を後押しする送り出し機関で、エンジニアや留学生の日本への派遣も引き受けています。残り10%は、お客さんを探したり、アテンドしたりといった営業の仕事をしています。

―― 日本にいる時は、どのようなことをしていたのですか?

宮本: 大学を出てから新卒で大阪にある水産物の専門商社に就職しました。ベトナムや中国からイカを輸入して国内販売することと、北海道や東北のイカを輸出することがメインの仕事でした。

―― 国内外にイカの販売をされていたのですね! でも、どうしてベトナムで日本語教師に? 全くつながりがわからないんですが・・・?

宮本: 正直に言うと、ベトナムに来ることにした経緯は、消去法だったんです。選んだんじゃなくて残っただけなんですよ(笑)。

まず、日本語教師になったのは、 「海外にずっといられる仕事」 という理由からでした。1年間勉強して資格を取り、さて、どこへ行こう?ってなったときに求人を調べると、タイ、ベトナム、ミャンマー、フィリピン、インドネシアなどの東南アジア各国の求人数が一番多かったんです。本当はスペイン語圏が第一希望でしたが、求人がないですし、あってもハードル高くて行けなかったんです。

それで、東南アジアの中で検討しました。タイは食べ物が辛そうで食生活が自分に合わない気がして却下。当時英語が苦手だったのでフィリピンも却下。ミャンマーとインドネシアについてはよく知らなかったので却下。その結果、ベトナムが残りました。

ベトナムの中でもハノイにした理由は、当時お手伝いしていた日本語教室にベトナムの子が何人かいて、色々インタビューした結果と、いつかベトナム語を勉強するだろうから「標準語の方がいいんじゃないか?」とふと思ったからです。しかし、未だに勉強がはかどっていないのがとても悔しいですが・・・。

―― なるほど。確かに、東南アジアで日本語教師の求人は多いかもしれませんね。

死ぬまでベトナムにいたい

―― 「海外にずっといられる仕事」として日本語教師を選んだということは、もう日本には帰らないんですか? これからのビジョンがあれば教えて下さい!

宮本: はい。漠然とした理由ですが、 ベトナムに死ぬまでいたい と思っています。というか絶対います。 帰りたくないんです!

具体的な理由としては、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の発効を控え、ますます活発になりそうなベトナムの風に乗ってビジネスをしたいと思っているからです。今、貿易の勉強をしています。日本語教師だけではおそらく5年ぐらいで需要が減少していくかもしれない、ということも理由です。

それから、かなり現実的な理由がありまして、それが 「ベトナムで子育てしたい」 というものです。まだ子どもはいないのですが、 「ベトナムの風に吹かれて」 という映画にもなったフィクション 『越後のBaちゃんベトナムへ行く』 という本を読んで思ったんです。ベトナムで痴呆症の母親を介護するという内容なのですが、ベトナムで子育て版があってもいいんじゃない?と思いまして。

―― なんだか楽しそうですね!

遊ぶために働く?仕事とプライペートのバランスの違い

―― 実際にベトナムで働いてみてどうですか??

宮本: 自分の経験上、他国で働くイメージはメキシコぐらいしか沸かないですが、ベトナムも楽しいですよね。 何より仕事とプライベートの比重が日本と逆だから。 遊ぶために働くって、いいと思います。誤解がないように言いますが、チャランポランという意味ではないですよ。 ONとOFFのスイッチの切り替え の問題です。

もちろん楽しいことだけじゃないです。頭の血管が切れそうになったり、悩まされることもあります。残念ながらストレスのない仕事というのは世界中見渡してもないと思うので、その辺は折り合いをつけないといけませんね。

ただ、ベトナムでは、ストレスを感じてもその日のうちにリカバリーする時間があるのが素晴らしいと思います。というのも、ベトナム人は残業をほとんどしません! 4時55分に片付けを始めて、5時にスパッと帰ります。もちろんやらねばならない仕事があるときはさすがに放置しませんので、ご安心を。

―― 海外での働き方を楽しんでおられるようですね! ストレスをリカバリーできる時間があるというのはわかる気がします! では、最後に、宮本さんから、海外で働いてみたい人へのメッセージがあればお願いします。

宮本: とりあえず来ちゃったらいいんじゃないかなと思います。 来ちゃえばなんとかなります、人間って案外丈夫にできてますから。

海外で働く前に頭をよぎる、漠然とした不安は次のようなものじゃないでしょうか?

第1位:『危険じゃない?』 → 日本より安全な国があったら教えてほしいです。

第2位:『言葉わかんないしー…』 → 言葉に関しては実際どうにかなります。実際私がなんとかなっていますから。

そんなこと心配する時間があるならスーツケースに荷物詰めた方がいいですよ!

―― 宮本さん、今回は、貴重なお話ありがとうございました! 子育て版が出来たときにはまた是非、お話聞かせてくださいね。

著者紹介
JellyfishHR Co.,Ltd
2013年8月から日系人材紹介会社としてベトナムに進出。現在「ハノイ」「ハイフォン」「ホーチミン」の3拠点にて、日系、非日系問わず人材紹介サービスを提供しており、常に100件を超える日本人向けのベトナム勤務の求人・仕事を保有している。
◆ホームページURL : https://jellyfishhr.jp
ベトナム求人・転職・就職をお考えの方はこちら
Voice ~ベトナム最前線で働く人の声~
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
台風6号(ノンファ)発生、30日午後にベトナム北中部上陸へ (12:00)

 日本の気象庁が発表したデータによると、ベトナム時間の30日午前7時にトンキン湾で台風6号(アジア名:ノンファ、日本では台風14号)が発生した。台風6号は30日午後にベトナム北中部に上陸すると見られている。 ...

ビンファスト、防弾仕様のEVを外務省に納車 各国VIP送迎用 (10:14)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は28日、特別限定車のスポーツ用多目的車(SUV)タイプのEV

ハノイ:スーパーカブで市内観光、建国記念バイクツアー催行 (9:47)

 ハノイ市の旅行会社ベトナムワンダー(Vietnam Wander)は、1980年代の物不足時代に貴重な財産だったホンダの赤い「スーパーカブC70(Super Cub C70)」を使ったバイクツアー「ホンダ・モーターバイク・ロードクラ...

戦没者の写真をカラーで復元、遺族に寄り添う写真家 (24日)

 北中部地方タインホア省在住の写真家であるレ・テー・タンさん(男性・1988年生まれ)はこの3年間、同省サオバン村の国道47C号線沿いにある小さな写真店で、約500枚もの戦没者の写真を無償で復元し、多くの遺族の...

ホーチミン:メトロ1号線、9月2日の建国記念日に無料運行 (8:18)

 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社(HURC1)はこのほど、9月2日(火)の建国記念日に、メトロ1号線を開放して無料運行すると発表した。  こ...

ハノイ:建国80周年記念の展覧会が開幕、9月5日まで開催中 (29日)

 ハノイ市の国家展示センターで28日、建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う記念事業の一環として「独立・自由・幸福の80年の歩み」をテーマにした展覧会の開幕式が開催された。展覧会は9月5日ま...

建国80周年で全国民に10万VND支給、VNeIDにアクセス集中 (29日)

 ベトナム政府は、建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝い、ベトナム共産党政治局の指導のもと、全国民に10万VND(約560円)のお祝い金を支給すると発表した。  国民は電子身分証明アプリ「VNeID...

中国全人代の趙楽際委員長、ベトナム建国80周年祝賀式典に出席へ (29日)

 ベトナム建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)に併せ、中国全国人民代表大会(全人代)の趙楽際(ジャオ・ルォージー)常務委員長(国会議長、党序列3位)が8月31日から9月2日までの日程でベトナムを公式訪...

ハノイ:一部の通りで交通規制、建国80周年行事で【8月29日更新版】 (29日)

 ハノイ市警察は、8月革命記念日80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う記念行事の実施に伴い、市内の一部の通りを車両通行止めとする。式典関係車両と...

ハノイ・メトロ、建国80周年行事でダイヤ再調整 午前3時まで運行 (29日)

 ハノイ市建設局は28日、8月革命記念日80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)の記念行事の一環として行われる軍事パレードおよびリハーサルの実施に向けて、...

ドンナイ省、メトロ1号線のロンタイン空港延伸案をPPP方式で実施 (29日)

 東南部地方ドンナイ省人民委員会はこのほど、地場インフラ企業のドナコープ(DonaCoop)および投資ファンドのビナキャピタル(VinaCapital)の共同企業体(JV)に対し、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン...

ユニチカ、ベトナム孫会社の全事業をシキボウに譲渡 (29日)

 高分子事業や機能資材事業、繊維事業を手掛けるユニチカ株式会社(大阪府大阪市)は、繊維原料・繊維製品などの輸出入・国内販売などを行う連結子会社のユニチカトレーディング株式会社(UTC、大阪府大阪市)が100...

韓国メーカー、北部に長尺FPCB工場を設立へ 27年に量産開始 (29日)

 フレキシブルプリント基板(FPCB)などの製造を手掛ける韓国のEV先端素材(Electric Vehicle Advanced Materials=EV.A.M)はこのほど、北部地方フート省の第2バーティエン工業団地における約9000坪の土地の売買契...

ベカメックス東急、ビンズオン新都市にピックルボールコートを新設 (29日)

 東急株式会社(東京都渋谷区)の子会社で、ホーチミン市(旧ビンズオン省)のビンズオン新都市の開発を手掛けるベカメックス東急(BECAMEX TOKYU)はこのほど、同社が運営するスポーツ複合型施設「ソラ・ガーデンズ・...

サンG、ダナン自由貿易区で観光・医療複合施設の開発案件を始動 (29日)

 南中部地方ダナン市人民委員会とサングループ(Sun Group)は27日、バーナー山麓に位置する自由貿易区(FTZ)の第5区画で、インフラ建設および複合商業施設の開発プロジェクトを始動した。  同プロジェクトは、...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved