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- フォンニャ・ケバンの境界線を変更
- ラオスのヒンナムノー国立公園を含む
- 両国で初の「国境を越える世界遺産」に
フランスの首都パリで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第47回世界遺産委員会で13日、北中部地方クアンチ省(旧クアンビン省)の世界自然遺産「フォンニャ・ケバン国立公園」の境界線を変更し、ラオスのヒンナムノー国立公園を含めて「フォンニャ・ケバン国立公園とヒンナムノー国立公園」とすることが決定された。
ベトナムとラオスにとって、初めての国境を越える世界遺産となる。
世界遺産委員会はこれに先立つ12日、東北部地方クアンニン省、北部地方バクニン省、北部紅河デルタ地方ハイフォン市にまたがる「イエントゥー=ビンギエム=コンソン・キエップバックの遺跡・景観群」を世界文化遺産に登録した。
これにより、ベトナムの世界遺産は、◇文化遺産6件(フエの建造物群、ホイアンの古い町並み、ミーソン聖域、タンロン皇城中心区域、胡朝の城塞、イエントゥー=ビンギエム=コンソン・キエップバックの遺跡・景観群)、◇自然遺産2件(ハロン湾・カットバー群島、フォンニャ・ケバン国立公園とヒンナムノー国立公園)、◇複合遺産1件(チャンアン生態観光区)に増えた。
9件のうち、「ハロン湾・カットバー群島」と「イエントゥー=ビンギエム=コンソン・キエップバックの遺跡・景観群」の2件は複数の地方にまたがる世界遺産となっている。