ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第4幕】滞在13年以上、イベント会社が知ってるおいしいモノ、心地よい空間とは。

2019/08/12 11:00 JST配信

以前のコラム でも書いた通り、私たちイベント会社の仕事は突き詰める事です。食事をする場所や新しいロケーション、流行りのスポットなどは仕事柄いつもチェックします。様々なターゲットに合わせたイベントの空間を提案するために、日頃の調査活動は欠かせません。毎日の生活を営む上で、自分に合う心地よい空間で過ごすのは楽しいですよね。

私たちは、官庁や都道府県など日本の公的機関からの案件で、食品の輸出促進や和食イベント、観光客誘致などをお手伝いさせて頂く事があります。特に食に関しては、 どうやってこの国の人に伝えるか、現状を正確に捉えてプロモーションしなければ伝わらないし、売りには結びつかない と思っています。

イベント企画会社でありながら、時に、意味のない試食会や無理やり実施する商談会などは否定をする事もあります。限られた条件でどのように効率よくその商品を伝えられるか、それを考える事が我々プロの仕事の宿命であると考えています(ハンサムトーク…)。なので、この国に期待し、的確な情報を持っていない日本から来られる方々に、 現地の日本人が適当な仕事をするのは、日本人として恥ずかしい事 だと思っています。

ですので、ここでも私たちはまた突き詰めます。手法、場所、表現…すべてを的確に調査、企画し、すべてを揃えて正しい事をお伝えしたいのです。 正しい事、それらすべてが伝わると気持ちいいんです 。そんな仕事をしていると、自然に手法はもちろんの事、ロケーションにすごく詳しくなります。そうすると、空間、おいしいモノ(輸入ルートまでも)などにも詳しくなり、自信のある提案が出来るようになります。

好みの違いはあれど、食事の場所など自分に合った空間を見つけると楽しいですし、それを教えた方に喜ばれると気持ちいいですよね。そんなこんなで、いろいろ街をパトロールし、調査活動を続け、ご提案できる情報はあるものの、自分に合う空間は意外になかなかないものです。で、ちょっと拘りだけは持ったイベントオヤジは、数年前に自分が心地よい空間をつくってしまいました。趣味の延長でディレクションだけ(店の経営、運用は関係ないですが)ですが、いつの間にか有名店になり、うれしいような、居場所がなくなったような、複雑な気持ちです。あの有名店、「私がオーナー?」という噂を聞きましたが、違いますよ、コンセプトと演出だけお手伝いをして、お金も頂きました。

著者紹介
平櫛開三 HIRAGUSHI KAIZO
1987年に株式会社AABを日本(大阪)に設立、その後、2006年にAAB VIETNAMを設立。

AAB VIETNAMはイベント関連事業全般を業務範囲とする。日本の公官庁や自治体、ベトナム進出の日系企業等の顧客を持ち、各種式典(竣工式などのオープニングセレモニー、周年記念など)やPRイベント(新商品発表会や日本の物産展、商談会や観光誘致プロモーションなど)、会議、展示会、各種パーティーからエンターテインメント(ベトナム人歌手のライブショー、ファッションショーなど)までを幅広く手掛け、ベトナムにおけるイベント専門会社の中でもトップクラスの規模を誇る存在に成長させた。

2018年より日本及び海外拠点(ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、フランス)の統括管理責任者として、グループのCEOに就任。ベトナムの日本人向け媒体に「イベントオヤジの独り言」を連載した。


◆連絡先

AAB VIETNAM

平櫛直通TEL:090-262-0066

hiragushi@aab.co.jp
イベントオヤジの独り言
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナム、タイとカンボジアの停戦合意を歓迎 (16:14)

 タイとカンボジアの国境地帯で軍事衝突が続く中、両国国防相が27日に国境検問所で会談し、停戦合意に関する共同声明に署名した。これを受け、ベトナム外務省のファム・トゥー・ハン報道官は同日開かれた定例記...

ラオカイ省:ボランティア団体を乗せたバスが横転、18人が死傷 (15:58)

 西北部地方ラオカイ省を走る国道174号線で27日朝、ボランティア団体を乗せた小型バスが横転する事故が発生した。この事故で、これまでに9人の死亡が確認されている。  バスは早朝にハノイ市を出発し、ボラ...

ベトナム、新たに2種類の優遇ビザ導入 高度人材受け入れ強化 (15:12)

 ベトナムにおける外国人の出入国・経由・居住法を含む治安・秩序に関する10本の法律の一部を改正・補足する法律(2026年7月1日施行)により、外国人の入国・滞在を対象とする新たな2種類の査証(ビザ)が導入される...

ホーチミンのベンタイン市場で半世紀以上愛されるチェー店 (28日)

 チュオン・ティ・トゥエット・チンさん(女性・63歳)は、7~8歳のころからホーチミン市のベンタイン市場で母親のチェー(ベトナム風ぜんざい)の屋台を手伝っていた。そして、50年以上にわたり市場に身を置き、母...

世界で最も普及しているメッセージングサービス、Zaloが9位 (14:57)

 インターネット動向分析プラットフォーム「Cloudflare Radar」はこのほど、2025年の世界で最も普及しているメッセージングサービスのトップ10を発表した。同ランキングで、地場総合インターネットメディア運営大手

クアンガイ省:ズンクアット経済区でディーゼル油流出、魚大量死 (14:20)

 南中部地方クアンガイ省バントゥオン村(xa Van Tuong)にあるズンクアット経済区でディーゼル油の流出事故が発生した。この事故により、魚など水生生物の大量死が発生し、河川や養殖場が深刻な汚染を受けた。 ...

ビンEVタクシー、アプリ「MoMo」と決済・配車連携で提携 (13:42)

 地場コングロマリットビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクを利用したレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM」を展

ホーチミン市交通運輸大学、鉄道シミュレーター導入 国内の大学初 (13:10)

 交通運輸省傘下のホーチミン市交通運輸大学(UTH)はこのほど、鉄道シミュレーターを導入した。これは、高速鉄道の制御・運行をコンピューターシミュレーションでトレーニングする設備で、国内の大学では初の導入...

外国船舶の国内海上輸送、26年2月から規制強化 (13:07)

 ベトナム政府は、国内海上輸送に対する管理を強化し、外国船舶の参入を必要最小限に抑える方針を打ち出した。これを受け、建設省は通達第41号/2025/TT-BXDを公布し、外国船舶に対する国内海上輸送許可の権限、...

MILIZE、音声AI技術の地場ナミテックと戦略的提携を締結 (12:14)

 人工知能(AI)とフィンテックの株式会社MILIZE(東京都港区)は、ベトナムを拠点とする音声AI技術のイノベーターであるナミテック(NamiTech、ホーチミン市)との間で、日本の保険業界および銀行・金融サービス・保...

ホーチミン市のFDI流入が大幅増、25年は83.7億USD (6:18)

 旧ホーチミン市、旧ビンズオン省、旧バリア・ブンタウ省の3省・市が合併して誕生した新ホーチミン市では、2025年の海外直接投資(FDI)認可額が前年比+24.2%増の83億7000万USD(約1兆3000億円)へと大幅に増加する...

ビンG、南北高速鉄道プロジェクト投資撤退 重点分野に資源集中 (6:10)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)は25日、南北高速鉄道プロジェクトへの投資登録を撤回する文書を政府に提出した。  VIC傘下のビン

ベトナム在留邦人1万6636人で国別15位、前年比▲4.4%減 (5:33)

 日本の外務省が発表した海外在留邦人数調査統計の最新版によると、2025年10月1日時点におけるベトナム在留邦人数は前年比▲4.4%減の1万6636人で、国・地域別で15位となった。2025年のベトナム在留邦人数は、直...

「GiGOのたい焼き」、海外初出店 ホーチミンにグランドオープン (5:07)

 アミューズメント施設や飲食店施設の企画・運営を手掛ける株式会社GENDA GiGO Entertainment(東京都港区)の海外現地法人であるGiGOベトナム(GiGO VIETNAM、ホーチミン市)は25日、秋葉原や池袋などの日本国内で...

ホーチミン:新暦正月の花火、実施場所を市内6か所に拡大 (4:58)

 ホーチミン市人民委員会はこのほど、2026年の新暦正月を祝う打ち上げ花火について、市内6か所で実施することを明らかにした。上空の高い位置と上空の低い位置で、それぞれ3か所ずつ花火を打ち上げる計画だ。 ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved