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コンビニエンスストアやスーパーの店舗が急速に増加し利用者も増える中、パパママストアと言われる伝統的な小規模雑貨店にも共存する余地はありそうだ。
米市場調査会社ニールセン(Nielsen)が2014年にベトナムで実施した調査によると、コンビニの店舗数は前年比+34.4%増の348店、ミニスーパーは同+34.2%増の1452店と大幅な伸びをみせた。ハイパーマーケット(大型総合スーパー)も増えてはいるが、これほど急激には増えていない。
英市場調査会社カンター・ワールドパネル(Kantar Worldpanel)が今年第1四半期に国内4大都市(ハノイ市、ホーチミン市、南中部沿岸地方ダナン市、メコンデルタ地方カントー市)で実施した日用消費財(FMCG)市場に関する調査によると、コンビニとスーパー(ミニとハイパー含む)の売上シェアが19%を占めた。前年同期に比べ売上高は+15%増加している。
こうした中、各雑貨店は自宅への配達サービスやどの商品が適しているかの相談に乗るといったきめ細かなサービスを提供して、一定の顧客をつなぎとめている。カンター・ワールドパネルの調査でも、雑貨店のシェアは60%を占める。マーケティング専門家は、特徴を生かせば雑貨店も生き残れると話している。