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英国の経済専門誌「エコノミスト(The Economist)」が発表した2021年1月時点の「ビッグマック指数(The Big Mac index)」によると、VNDはUSDに対して49.4%過小評価されており、2020年7月時点の50.1%から差が縮小した。円はUSDに対して33.9%過小評価されている。
ビッグマック指数は、全世界のマクドナルドにおいてほぼ同一品質で販売されているビッグマック1個の価格を比較することで得られる各国の経済力を測るための指数。「エコノミスト」が1986年9月に考案し、毎年2回ずつ発表している。
ベトナムのビッグマック1個の価格は6万6000VND(約320円)。1月時点の為替レート1USD=2万3064VNDを適用すると、約2.86USDに相当する。一方、米国のビッグマックの価格は5.66USD(約630円)となっている。
ビッグマック指数の根拠となる購買力平価(PPP)の考えに基づくと、為替レートはVNDがUSDに対して49.4%過小評価されていることを意味する。ビッグマック指数から算出した適正レートは1USD=1万1660.78VNDだという。
なお、過去のビッグマック指数を見ると、マクドナルドのベトナム1号店がオープンした2014年2月時点でVNDはUSDに対して38.5%過小評価されていた。